パチンコ業界未経験からの挑戦
転職雑記 2018/5/1
パチンコ業界での転職を見てみると、「店長経験必須」や、「20代までの役職経験者」「現場経験者」などの、経験者を募集するような求人が中心になっています。
しかし、近頃では、新しいエリアでの新規出店で必要な人材や、内部組織を強化するために必要な人材を、専門職者の求人として募集するケースがよく見受けられます。そのような求人ならば、たとえパチンコ業界が未経験であっても、挑戦できる可能性は大いにあります。
今回は、そのような「パチンコ業界での現場経験がないものの、パチンコ業界の転職支援サイトを通してパチンコ業界に飛び込んでいった転職希望者」の事例を紹介したいと思います。
1.店舗開発業務の経験者
最初にご紹介する転職希望者は、長く小売業界に勤務しており、主に店舗開発業務や新規出店の調査に携わっていたKさん。
地主交渉から契約終結に至るまですべてを任されていた経験があるので、積極的に新規出店を行っていきたいと考えているパチンコホール企業にとっては、たとえパチンコ業界が未経験であっても「ぜひともうちで採用したい」と思えるような人材でした。
今の会社から転職を決めた理由は、小売業界全体の低迷を大きく肌で感じ、先行きに不安を覚えたからだそうです。そして、パチンコ業界に可能性を感じたため、それまで培ってきたスキルを活かして、パチンコホール企業での店舗開発業務を志望したのでした。
Kさんのスキルや経験を求めている求人企業はいくつかあったので、結果的に、関西エリアで展開しており、新規出店を積極的に行う求人企業から内定をもらって転職しました。
2.販促業務の経験者
二人目は、前職で広告代理店に勤務していたOさんです。パチンコ業界の折り込み広告や販促物の制作を中心に行っていたので、パチンコ業界についてはある程度知識がありました。
しかし、そのような業務を請け負っている中で、数年前からパチンコ業界からの制作依頼が減っていくのを、身をもって感じており、新たなる可能性を求めて、知識が活かせるパチンコホール企業への転職を希望したのでした。
Oさんのスキルや経歴は、本部機能の充実を目指すパチンコホール企業の目に留まりました。すぐに内定が出て、無事転職することになりました。
3.人事業務の経験者
研修や人事の会社運営をしていたYさんは、自分自身で会社を立ち上げて、階層別の研修や、評価制度の支援などを中心業務として行ってきました。しかし、年々契約が減り、事業縮小の流れから転職を考え始めたそうです。パチンコ業界での経験はありませんでしたが、パチンコホール企業の人事が採用や定着といった面で苦労していることを知り、「自分の力が活かせそうだ」と考えてパチンコ業界への挑戦を決めました。
パチンコ業界では、人事部門が確立されている企業こそ多く見られますが、実際に人材教育やOJTを専門に行える社員が在籍している企業はまだまだ少ないです。実際、Yさんの経歴やスキルは、多くのパチンコホール企業が求める部分でもあったのです。
ちょうどその当時、サービスマナーの向上や、評価制度の見直しを行おうとしているパチンコホール企業の求人案件があったので、Yさんを紹介したところ、見事内定が出て、入社が決まりました。
4.このような環境だからこそ
厳しいパチンコ業界の中でも、規模拡大を目指して精力的に新規出店を行っているパチンコホール企業や、将来を見すえてより強固な組織づくりを行っているパチンコホール企業、そして新たな試みに積極的に挑戦していくパチンコホール企業など、自社らしさを確立して売上を伸ばそうとしている企業がたくさんあります。
パチンコ業界未経験、パチンコホール勤務や役職未経験であっても、活躍できる場はあるのです。
5.まとめ
このようなパチンコホール企業では、自社で時間をかけて仕組みづくりを行うよりも、即戦力として専門職者の採用を行うケースが近年多く見られます。それほど、迅速に環境を整えたり、変化させたりしたいと思っている企業が多いのです。
そのため、パチンコホール企業での勤務経験や、パチンコホールでの店長経験などがなくても、店舗開発や人事部門など、専門部署の経験がある転職希望者はぜひ挑戦してみてほしいと思います。少しでもパチンコ業界へ興味があれば、固定概念は捨て去って、ぜひ相談してみてください。