転職希望者との面談で気になる問題
転職雑記 2018/7/19
パチンコキャリアでは、毎月、何人ものパチンコ業界への転職希望者と面談を行っています。その際、転職希望者からは転職背景や転職先に望むさまざまな内容をうかがうことがあります。
その答えの中には、「本当に転職を考えているのだろうか」というものがあるのも事実です。転職目的が曖昧であったりして、「このまま転職活動を始めても不安だな」と感じることがあるのです。今回は、これまでの転職希望者との面談の中で気になったことについてご紹介していきたいと思います。
1.仕事での目標を持たない転職希望者
主任経験のある転職希望者・Aさんに、「今後のパチンコ業界での目標・ビジョン」をうかがったときの話です。
Aさんは、「戸建ての家を持って、定年まで安定して働けるようなパチンコホール企業であればどこでもかまいません」と答えました。ここから転職活動の方針を定めていこうと、「戸建ての家の購入となると、ある程度の収入が期待できるパチンコホール企業がいいということでしょうか」と尋ねてみると、「夫婦共働きで頑張るので大丈夫です」とのこと。
パチンコ業界で働くと決めて転職活動を本格的に考えているのならば、仕事においてしっかりと目標やビジョンがなくてはうまくいきません。面接でも聞かれることですし、企業側からすると、やはり主任経験があるのなら、店長職を目指してほしい、より多くの経験やスキルを身につけ、高い目標に向かっていってほしいと思うところはあるのです。
2.問題をあやふやなままにしてしまう転職希望者
主任経験のある転職希望者・Bさんに、前のパチンコホール企業の退職理由を尋ねたときのことです。Bさんは、「店長と営業面での方向性が合わなかったから」と答えました。
「店長とはどのような点で、考え方の違いがあったのですが」と、もっと掘り下げて聞いてみると、「この内容を直接話したことはありません。どうせ無駄だと思っているので、話す気にもなりません」とのこと。
話し合う場を持つ前に「方向性が違う」と考えて、退職してしまったそうです。そして、それに対して現在「もっとこうすれば良かった」「これを活かして今後はこうしていきたい」という考えは一切ないと言われてしまいました。
このようなスタンスのまま転職活動を始めても、転職先でうまくいく期待はなかなか持てません。転職先という新しい環境で部下を束ねて引っ張っていくことに企業側も不安を覚えますし、採用担当者から「対人関係は大丈夫なのだろうか」と心配されてしまうこともあるでしょう。求人企業側へ、いらぬ不安を与えてしまう可能性があるのです。
3.奥様からの希望を自分の希望とする転職希望者
ある面談の場で、今回の転職の希望をうかがうと、持参したメモを渡してきた転職希望者がいました。中には、勤務地から勤務時間、給与や福利厚生まで細かく書かれており、この転職希望者・Cさんの奥様が求人企業の希望条件を書き記していたのでした。これを確認した上で、Cさんに改めて求人企業に対する希望を聞いてみると明確な答えはありませんでした。
このような考え方や取り組み方では、面接という限られた時間の中で、自分自身をアピールすることができません。すべてが奥様の受け売りになってしまう可能性もあります。
4.まとめ
このように、面談の場で、今後転職活動を進めていく上で不安な要素が垣間見えることがあります。そのような状況では、スムーズに転職活動を進めることが難しくなってしまうので、第三者のアドバイスを聞くことで方向を定めていってほしいと思います。
「転職活動だから」と特別に考えずに、就職活動や普段のビジネス的な観点を思い出して考えてみると良いのではないでしょうか。
このように厳しい言葉を述べてきましたが、第三者の意見がないと気付かない部分もあるでしょう。些細なことでも構いませんので、何かありましたら、パチンコキャリアにお気軽にご相談いただければと思います。