失敗談を話して自己PRにつなげる!
転職雑記 2018/8/9
「転職活動では、自分の失敗談を話してはいけない」「求人企業の面接では、成功をしたときの話をするのは一番」……このように考えている転職希望者は少なくありません。
実際、転職のお手伝いをしていると、「面接でパチンコホールでの失敗談を話すと、求人企業からの印象が悪くなってしまう」と思っている転職希望者は多くいます。しかし、決してそんなことはありません。
しかし、ただ単におもしろおかしく失敗談を話すのはNG。失敗談を話すときにはポイントがあります。このポイントを踏まえていれば、失敗談が一気にプラスの印象になったり、アピールになったりするでしょう。
今回は、失敗談から自己アピールにつなげる方法をご紹介していきたいと思います。
1.大切なのは「失敗から何を学んだか」
パチンコホールでの失敗談を話す上で大切なことは、「失敗から何を学んだか」という点です。
たとえば、「パチンコホールのリニューアル時に、主任でありながら責任者としてアルバイト採用を行い、人材を大量に採用したものの、結果的にほぼ辞めてしまった」という失敗談がある転職希望者だとします。
実際このようなことがあったとすれば、当時のこのパチンコホールは、とても大きな損害を被ったことになるでしょう。転職希望者が選考を受けている求人企業も、「転職後に同じようなことが起こるかもしれない」という懸念を持つことを心配に思うかもしれません。
確かに、話す内容がここで終わってしまえば、求人企業の採用担当者が悪い印象を持つ可能性が高いです。なので、ここで一工夫必要になるのです。
2.評価のポイント
前述の通り、「そこから何を学んだか」を話すようにしましょう。そして、次からはどのようにすればいいのかを話すだけで、転職希望者の印象は180度変わります。
それは、PDCAサイクルでいう、C(チェック)とA(アクション)がしっかりできているということになるからです。
今回の事例でいえば、「辞めてしまった原因は、アルバイトを採用することだけが目的になっており、入社後のスタッフのケアがきちんとできていなかったからだと考えています。同じような機会をいただいたときは、事前に採用計画を作成して、現場社員の力を借りながらアフターケアをし、離職抑制をしていきたいと思っています」のような感じです。
このように話すことで、たとえ失敗してもそこから学びを得て、今後に活かそうとしている前向きさが伝わります。どの求人企業も、一度の失敗で挫折してしまうような人材を採用したいとは思いません。
もし、面接を受けている求人企業に採用となった場合、「この人は失敗をしても何かを学ぶことができるから、積極的にチャンスを与えよう」と思ってもらえるかもしれません。
3.失敗を自己アピールにしてしまう
もちろん、初めから失敗をしないのが一番ではありますが、仕事をする上で、まったく失敗をしないというのは不可能に近いことです。誰でも多かれ少なかれ失敗をしてしまうのはしかないことなのです。大事なのは失敗しないことではなく、その経験をどのようにして今後のパチンコホールでの仕事につなげるかということです。
主任であれば、今後店長として働いていくために、パチンコホールで学ぶべきことはたくさんあります。このとき、「失敗してもそこから何かを学ぼうとする主任」と「一度の失敗で停滞してしまう主任」がいた場合、どちらを求人企業が評価するかは一目瞭然だと思います。
また、前者の「失敗をしてもそこから何かを学ぼうとする主任」には、多くのチャンスを与えたいと考えるでしょう。失敗談を語ることを恐れずに、ぜひ自己PRにつなげてほしいと思います。
4、まとめ
求人企業の面接で失敗談を語ることをNGだと思っている転職希望者は少なくありません。たしかに、ただ単に失敗談を語るのは悪印象を与える恐れがあります。
しかし、失敗談とあわせて、「失敗から何を学んだか」を話せば、自己アピールにつながります。「失敗してもそこから何かを学び、次に活かそうとしている姿勢」は大きく評価されるのです。
転職活動だけでなく、自分自身をプレゼンするときは、成功事例だけでなく失敗事例を話し、そこから学んだことを話すと、聞き手の興味をぐっと引くことができたり、本当に言いたいことに説得力が増したりします。ぜひ試してみてください。