書類選考で落とされないために
転職雑記 2018/8/7
たとえパチンコホールの役職経験者でも、書類選考で落ちてしまうことはたくさんあります。どんなに素晴らしい経験や経歴があっても、書き方を間違えてしまうと、相手にまったく伝わらない書類になってしまいます。
書類選考で落ちてしまう転職希望者によく見られるのが、「経歴・職歴をそのまま列挙しただけの職務経歴書を提出すること」です。このような書類は、採用担当者の興味を削ぎ、次の選考ステップへの道が閉ざされる原因になります。
パチンコホールで役職経験のある転職希望者にとって、「パチンコホールで主任として働いてきた実績を記載することの何がいけないのか」と思うかもしれません。しかし、大事なのは「実績を羅列すること」ではなく、「実績を生むにあたり努力した点・工夫した点を挙げること」なのです。また、その経験によって得たものから、「自分は何ができるのか」「求人企業にどのように貢献できるのか」をアピールすることが大切です。
1.書類作成で大切なこと
書類作成で大切なことは、転職希望者自身の現状・実績をわかりやすくまとめることです。
職務経歴書に主任職を経験した旨が記載されていれば、確かに求人企業は、「あ、この転職希望者は主任職を経験してきたのだ」と一瞬興味を持つでしょう。しかし、このような情報だけでは、「どのような業務ができて、どのようなスキルを身につけていて、何を活かすことができるのか」という部分がわかりません。もし他に具体的な内容を記載している転職希望者がいて、そのスキルや経験で満足すれば、たとえ主任経験者でなくても、そちらを選ぶこともあるでしょう。
面接まで進むことができるのは、自分のスキルや経験をしっかりと自身で理解し、それにより生まれた成果や今後活用することができる力をアピールすることができる人です。当然、培ってきた経験やスキルが求人企業に合わなくては次に進むことは難しいですが、最低限、押さえておくべきポイントだといえるでしょう。
数年前までは、求人企業が転職希望者の企業名や店舗の台数、稼動、競合店環境を見て面接に進めることも行われていました。しかし、今では様々な規制や多様化により、今までの指標だけでは判断できなくなっています。「主任職を経験した」というだけでは、転職希望者のスキルを測ることができないのです。
2.転職支援サービスを利用して作成する
求人企業に自分自身をアピールするために、転職支援サービスを利用する方法があります。
転職支援サービスの担当者は当然、いろいろな切り口で転職希望者の強みやアピールポイントを引き出していきます。
しかし、転職希望者のすべてを理解しているわけではありません。現場で経験してきた成功体験や人材育成面などを限られた時間の中ですべて聞き出すことは難しく、そこはやはり転職希望者自身が自分自身を振り返り、まとめていく必要があります。
転職希望者の経歴やスキルの棚卸しのお手伝いをさせていただくのは、私たちの仕事でもあります。転職支援サービスの担当者とのやり取りの中で、自分では思い付かなかったことや、思い浮かばなかったことなどが出てくることもあるでしょう。
そのようにして出していった経歴やスキルを深掘りして、アピールできるポイントを探していきましょう。
書類選考は、自分自身に合ったパチンコホール企業に転職をするための第一歩です。面接に辿り着くためにも、たかが書類と思わずに、しっかりと力を入れて作成するようにしましょう。また、誤字・脱字があると、「気が抜けている」「仕事でもミスしそうだ」という悪印象を与えかねません。書類の不備で次の選考に進めなくなってしまうこともあるので、第三者にも内容を確認してもらうなどして、きちんと見直すようにしましょう。
3.まとめ
たとえパチンコホールの役職経験者であっても、書類選考で落ちてしまうことがあります。書類作成のときに特に気を付けてほしいのは、職務経歴書の書き方です。
ただ単に役職や経歴、スキルを羅列しているだけでは、求人企業の採用担当者は転職希望者自身の魅力を把握することができません。「どのような業務ができて、どのようなスキルを身につけていて、何を活かすことができるのか」に重点を置き書類をまとめ、アピールの場として活用するようにしましょう。