転職希望者に大切して欲しいこと
パチンコ転職ポイント 2018/12/11
パチンコ業界の転職支援サービスを利用している転職希望者にとって、一番大切なこととはどんなことでしょうか。
こうした場合、よく「経験値」「スキル」「実績」などが上げられます。もちろんそうした能力や実績も必要ですが、今、求人企業から最も求められている能力は「人間力・現場での推進力」です。
どんな企業でも、現場を盛り上げスタッフを統率していくリーダーシップを持った責任者がとても望まれています。
これは「推進力≒リーダーシップ」ということになりますが、単なる「腕力」としてのリーダーシップが求められているわけではないのです。そして「人間力」とはどんな意味なのでしょうか。
1.37歳の転職希望者
先日、37歳の転職希望者の転職支援を行いました。この方は大手パチンコ企業の副店長職経験者で、転職経験はなく入社してから長年このパチンコ企業に従事してきました。
主任職から副店長職までは順調にキャリアアップしてきましたが、勤めているパチンコ企業では経験豊富なベテラン店長が多く、自分では当分店長になることはできないと考え転職を決断されていました。
転職活動当初は前職同様の年収希望が強く、年齢も30代後半ということから転職活動は少し苦戦するように思われましたが、パチンコ企業で長年働いてきた経験と、常に前向きな性格が評価されすぐに転職することができました。
2.なぜ求人企業は内定を出したのか?
この方が面接を受けた求人企業は、当初30歳までの主任職経験者を募集していました。なぜ37歳の転職希望者が内定をもらうことができたのかについて、求人企業の採用担当者はこのように話をしていました。
「パチンコ企業の主任や副店長になると、若いスタッフと接する機会が多くなり、どうしても上からという気持ちが見え隠れします。ところがこの転職希望者は、謙虚な姿勢と人柄の良さがにじみ出ており、現場でスタッフと楽しく、真っ直ぐに接する姿が想像することができました」
「また店長になりたいという強い意志と自分自身の弱点も分析できており、その為の努力を惜しまないであろうということが面接を通して伝わってきました。現場から新たな風を吹かせてくれると感じられたから内定を出しました。」
とこれ以上ない評価を頂いたのです。
3.人間力・現場での推進力を培う
求人企業により求める経験や知識は違います。また、昨今のイベントや販促での活動制限の中では、求めるスキルというものはより少なくなっています。
しかし、どの求人企業でも転職希望者に求めているのは「人間力・現場での推進力」という部分です。このスキルは教わってできるものではなく、長年パチンコ業界で働いて身に付くものであり、いかに現場を大切にしていたかが垣間見える部分です。
現場の人間をマネジメントして目標に向かって一緒に進んでいく能力、つまり「推進力≒リーダーシップ」と、働いてくれる人の心を掴む「人間力」を培う必要があります。
リーダーシップを発揮して統率するだけでなく、スタッフ一人一人に向き合った謙虚な姿勢や人柄が求められるのです。
4.どんな時でも人物性は重視される
今回の転職希望者は、求人企業が求める人材と条件面では相違があったものの、パチンコ企業での自分自身の信念を強く持っていたことと、求人企業の採用担当者が輝いて働いている姿をイメージできたところが決め手となりました。
このような時流だからこそ、パチンコ店の現場を大切にする思いで取り組み、日々「人間力」や「現場での推進力」を養って欲しいのです。
もし転職を考える状況になったときでも、きっとその力が自身を助ける力となることは間違いありません。