転職に迷いが生じた時の考え方
パチンコ転職ポイント 2019/1/15
パチンコキャリア転職には、毎月多くの人から転職に関しての相談があります。
既にパチンコ企業を退職し活動を進めている人もいれば、より高い給与が見込めるパチンコ企業や希望の勤務地にある求人企業を望む人など、様々見られます。その中で転職活動自体に関しての相談も多くあります。
今のパチンコ企業に残るべきか否かは、相談できる人も少なく大変難しい選択にもなります。
1.転職をするとキャリアが上積みされる
パチンコ業界で主任職を経験した人であれば、新たな求人企業を求めて転職をするのか、今のパチンコ企業に残り店長職を目指すのか、こうした選択について考えることが一度はあるのかもしれませんが、それに対する確実な正解というものはありません。
現在、パチンコ業界の転職市場での求人は人手不足の影響もあり20代の若年層求人が多く、一見選択肢が多いことから転職は簡単にできると考えている人もいるでしょう。
しかしここで考えて欲しいのは、自分自身のキャリアを定年までの長いスパンで考えるという点です。
転職をすると、自身のキャリアにプラスになることも大いにありますが、転職すればした分だけ、その後のキャリアプランに大きく影響します。
今だけでなく今後長く続ける仕事として転職先を選んでいるかどうかについても、しっかりと意識して判断して欲しいのです。
2.転職することが最善策なのか
そしてもう一つ、本当に転職することが一番良い方法なのかを考えてみて下さい。
転職をするということは会社が変わることです。今いるパチンコ企業で、店舗が変わることや本社勤務になること、会社内での異動=転職とも考えられます。
転職理由が、会社の業績や経営方針などの大きな部分ではなく、業務内容や店舗スタッフとの関係性などの場合は、勤務環境が変わるだけで解決されることもあります。
転職してパチンコ企業が変わると、業務内容を把握する以外に、新しい会社の雰囲気に慣れることが優先課題となります。
新しい会社で人間関係を構築することは、時間と労力が必要になりますが、会社内での異動であればこの労力を省くことができるという考え方もあります。
3.迷った時は「転職軸」を決める
「現職に留まる」べきか、「転職する」べきか迷った時は、「転職軸」を考えてみると良いでしょう。
そもそも、この二つの選択はある程度「トレードオフ」の関係と言えます。
トレードオフ(Trade-off)とは、一方を追求すれば他方を犠牲にせざるを得ないという状態・関係のことです。
例えば「高収入」を求めて転職したら「プライベートの時間」が減ってしまった。
また、転職して「福利厚生」は充実したが「仕事のやりがい」は減ってしまったなど、何かを得ると何かが犠牲にる関係性であり、転職すれば100%満足できる訳ではないのです。
そこで、どうしたら判断できるのかを考えると、「総合的」に判断して前職より満足度が高くなるかどうかがポイントになってきます。
ですので、転職について「譲れない」項目、「妥協しても良い(犠牲になってもいい)」項目を書き出して、優先順位をつけて「見える化」すると判断しやすくなります。
もし、仮に転職した場合に現職より満足度(数)が高ければ「転職する」べきでああり、下回るのであれば「現職に留まる」という結論が得られます。
4.転職に迷いがあると難しい
迷いがあるまま転職活動をした場合、転職後に後悔するだけでなく、そもそも内定にもつながりにくいものです。
求人企業はしっかりとしたキャリアを持ち、すぐに会社を辞めてしまうことのない人材を求めています。
転職への迷いはすぐに見抜かれてしまうため、面接選考にはなかなか通りません。
転職に迷いがあり、転職の理由が明らかでないうちは転職活動のスタートを見合わせることも時には必要でしょう。
転職は人生の中で何回もするものではありません。数ある中で出会い、縁あって入社した企業なのですから、転職を考える時はより慎重に考えることがとても大切です。