面接は入室から退室まで気を抜かない
パチンコ面接ポイント 2019/3/12
転職活動における面接については、様々なマニュアルが出ており、挨拶や話し方などのマナーからはじまり、転職理由や求人企業への志望動機、入社後に取り組みたいことなども多くの参考例が紹介されています。
しかし、求人企業との面接は一般的なマナーは別として、本来決められたルールがある訳ではありません。企業によっては転職理由を聞かれないケースや、テストや会社説明のみで終わるケースなど様々な内容があり、また、面接中に合否が判断されることもありません。
とはいえ、面接は仕事のスキルや経験の内容だけでなく、立ち振る舞いなど姿勢や態度も重要です。
今回は、面接における重要なマナーについてお伝えしていきましょう。
1.面接は始まる前から始まっている
まず面接は、企業に着いたときから始まっていると考えましょう。受付ではきちんとした態度で訪問の趣旨を伝え、遅刻はもちろん避けるべきですが早過ぎるのも問題ですので、面接時間の10~15分前に受付に行くと良いでしょう。
また企業によっては、面接が始まるまで一時的に控え室や応接スペースに通される場合があります。控室ではスマホをいじったり、キョロキョロしたりするとマイナスの印象を与えてしまいますので、スマホは電源は切っておくか予めマナーモードしておき、姿勢を正して静かに待ちましょう。
2.立ち振る舞いについて
面接中に面接担当者がチェックしているのは、話している内容だけではありません。入退室の立ち振る舞いから言葉遣い、姿勢、コミュニケーションの取り方など、自社のビジネスパーソンとしてふさわしいかという点を、総合的に判断しています。
【話し方のポイント】
面接官の質問をよく聞き、話が長くならないよう簡潔に答えるようにします。その際、結論から伝えたり、話すポイントを明示したりするとよいでしょう。
また話す際は、ハッキリとした声で、適度に身振りを交えて話すようにします。小さな声で話すよりも、良い印象が持たれます。また、正しい言葉遣いもポイント。砕けた話し方ではなく、適切な敬語を使うことを心がけてください。
【表情のポイント】
面接中の目線は、面接担当者へ向けるようにします。うつむいたり、視線をそらしたりすると、自信がないという印象を持たれます。面接官が複数の場合は、話している人に目を向けるようにするなど、アイコンタクトが大切です。表情は緊張し過ぎず、基本的にはリラックスした態度と自然な笑顔で受け答えしましょう。
3.面接での錯覚に注意
求人企業の面接は、一般的に1時間くらいの時間をかけて行われます。転職希望者と求人企業担当者共に最初のコンタクトはどちらも緊張したところから始まります。
自己紹介から始まり、パチンコ業界への入社経緯、主任職経験者であれば、主任として取り組んだ業務内容やパチンコ・スロットの実績、スタッフ管理などより細かい内容を聞かれるでしょう。
そして、幾つかの質疑を続ける中で、深い話になり話が弾んでいきます。ここまでくると、最初の緊張したときと比べ転職希望者も緊張がほぐれてきますが、ここで注意が必要な点があります。それは、自分を理解してくれていると「錯覚」を起こし、会話の口調が乱れがちになることです。
つい余計な一言を加えたりしてしまい、大きなマイナス要素を作ってしまう危険があります。実は面接後半で「錯覚」を起こすことが命取りになる場合が意外に多いのです。
4.求人企業の選考フローは様々
ここでお伝えしたいのは、選考はその時の雰囲気だけで合否が決まることは無く、面接が終了してから振り返りが始まるということです。
「入室するときの応対はどうだったか」「待っている間の姿勢は好感が持てたか」「退室するときはどうだったか」などなど、振り返りと共に面接の質疑についての検証が行われます。
求人企業の担当者は、何人もの面接を行ってきた百戦錬磨の人たちばかり。冒頭の転職理由や志望動機よりも、後半の部分を転職希望者の印象として評価するという担当者もいるのです。
転職希望者が面接後半で「理解してくれている」と思う印象と、求人企業担当者の理解が合致することは少ないと考えてください。実は理解してくれたと思って発した言葉や態度が、最終最後の合否に繋がるということは大変多く見られるのです。
面接が終わると緊張が解けてしまいがちですが、会社から離れるまで気を抜かないようにしてください。
特に、面接室を出てすぐ携帯を触ったり、髪をほどいたり、ネクタイを緩めたりしてはいけません。
企業によっては、採用担当者や案内係が出口やエレベーターホールまで誘導する場合もあります。ちょっとした油断で結果が左右されてしまうことを認識し、入室から退室、退社まで全神経を集中して取組むことをおススメします。