良くない結果を引きずらないことが重要
パチンコ面接ポイント 2019/9/12
パチンコ業界に限らず、転職活動において必ず通るのが求人企業との面接です。
役職経験者であれば、アルバイト採用の面接をする機会もあり、面接官が見るポイントや流れ、ジャッジの仕方も理解していると思いますが、いざ自分が面接される側になった時に思うようにいかないことも多々起こります。
パチンコキャリアを通して転職活動を行う人は、3社~5社ほどの選考を、場合によっては同時に進めることが多いのですが、選考した企業すべてから内定をもらう人もいれば、すべて落ちてしまう人もいます。
こうした違いは、一体どこからくるのか考えてみましょう。
1.本人が危惧する結果に
数ヶ月前、30歳で主任職に就いているBさんから転職に関する相談がありました。
Bさんの人間性は素晴らしく、経験してきた業務も主任職としては申し分のないものでした。
ただし本人いわく、「あがり性なので緊張するとうまく話すことができず、何かのことで失敗するといつまでも引きずってしまう性格」とのことでした。
結果的にBさんは計5社の選考を受けて、1社からも内定をもらうことができませんでした。
求人企業の担当者にBさんの印象を聞いてみたところ、「人間性のつかみどころがない」「パチンコ業界での経験はあるが、弊社の現場で何をしてくれるのかがイメージできなかった」と言われたのです。
2.採用担当者から見た転職希望者
振り返ってみれば、Bさんは1社目の面接がうまくいかず、自信を失ったまま2社目以降の選考に臨んでしました。
その結果、ネガティブな雰囲気が面接官に伝わってしまい、緊張しやすさもあり不合格に繋がってしまったのだと思いました。
求人企業からすれば、転職希望者は初めて出会う人であり、面接のやり取りだけで「やればできる人」「本当はもっと明るい人」などというところまでは理解できません。
初めて出会う人に元気がなく、自信のなさそうな人であった場合、採用担当者は「この人と一緒に働きたい」と思うことは難しいのです。
3.面接の場での転職希望者がすべてになってしまう
求人企業の採用担当者は、面接時の転職希望者の姿が「その人の本質」「本気を出している姿」「意欲や本音の表れ」と考えて合否を決定します。Bさんが自分の長所や実力をしっかりアピールすることができれば内定をもらえたかもしれませんが、Bさんはそれができなかったのです。
本来なら採用に値する知識や経験を持ちながら、不採用になってしまうのは、機会損失であり、お互いにとって非常に残念だと言わざるを得ません。
4.まとめ
転職活動をするなかでは、思うような結果を出せずに悔やんだり、落ち込んだりすることもあるでしょう。
ただし、それはあくまでも不採用になった求人企業に対してのものであり、他社の選考に臨む際にその気持ちを引きずる必要はありません。
ですから、たとえ1社や2社うまくいかなくても、次の選考の場では自身の「知識や経験」「長所」「本質」「意欲」をきちんと伝えられるように、気持ちを切り替えて臨むようにしましょう。