採用試験は相対評価?絶対評価?
パチンコ面接ポイント 2019/10/8
現在、パチンコ店は全国に約10,000店、パチンコ店を経営する企業は約3,000社と言われています。
コンビニ業界でも各チェーン企業に特色があるように、パチンコ業界の企業にも、それぞれ特徴的な社風やサービス内容などがあります。そのため、肩書きは同じ「店長」「主任」でも、業務内容や決裁権は決して一緒ではありません。特に企業の規模、地域などによって大きく異なります。
こうした部分は、転職希望者が一番気にするところでもあるでしょう。主任職経験者の求人に応募する際、自分が経験してきた業務内容やスキルが他の主任職経験者と比べてどのようなレベルなのかは誰もが気になるはずです。また、求人企業側が想定している主任職とはどのようなスキルを持った人物なのかも、一度考え出したら不安が尽きなくなってしまうでしょう。
しかし、実際には他の企業で同じ役職を経験している人と自分を比べても意味はありません。それはなぜか――今回は、転職希望者からよく聞かれることを具体的に示しながら、転職活動をする際の心構えについて考えていきましょう。
1.面接前に大きな関門
パチンコ企業の求人枠にはたくさんの転職希望者がエントリーしています。そうした中で、求人企業の採用担当者は「エントリーシート」「職務経歴書」などを見て、ふるいにかけます。転職希望者もそのことは十分に理解しているので、「きれいな字」「丁寧な文章」「目を引く自己PR」などを意識しています。
ただし、採用担当者もプロですから、字がきれいというだけでは採用しません。使いまわしのような文言や誇張が感じられる自己PRなどは簡単に見抜くでしょう。また、学歴や前に勤めていた企業のブランドだけでは、書類選考すら通過できないと言っても過言ではありません。
2.余計なことを考えすぎないことが大事
パチンコ転職支援サイトを利用している人の中には、「求人企業が何人採用する予定なのか」「面接での主な質問内容」「面接時間」などを気にする人がたくさんいます。
場合によっては、「面接官に○○(=役職名)の方がいたら内定ですか?」「入社可能日を聞かれたら採用の可能性が高いですか?」「筆記試験の合格ラインは何点くらいですか?」といったことを質問してくる人もいます。
そうしたことをあらかじめ知っておき、対策するのは決して悪いことではありません。ただし、同じ日に筆記試験や面接試験を受けた人のことを気にしても、あまり意味がないのです。
もし、採用試験が複数日に分かれていたら? 面接を受けるグループごとに質問内容が異なっていたら?
そうしたことを考えたら、きりがありません。また、求人企業側の意図や他の転職希望者のことを考えすぎてしまうことで、自分に自信がないと思われてもしまう可能性もあります。
たとえライバルが何人いても、求人企業側に「あなたを迎え入れたい」「一緒に働きたい」と思ってもらえたら、採用になるのです。
3.まとめ
求人枠を争うライバルがいる以上、相対評価という一面があることは否めません。ただし、「他人と比べて自分が上か下か」ということを必要以上に気にするのはやめましょう。
求人企業側が見ているのは「あなたがどれだけ魅力的な人か」「うち(求人企業)とあなたがマッチするかどうか」であり、それは絶対評価なのだと考え、選考の場に臨むことが大切になります。