面接ではキャリア以外もアピールを
パチンコ面接ポイント 2019/10/29
パチンコ業界における仕事と言えば、「店舗運営についての戦略立案」「競合店舗の動向分析と対策実行」「パチンコ・スロットの運営管理」「スタッフのマネジメント」など、多岐にわたります。
また、各パチンコ企業によって業務範囲や裁量は異なりますが、基本的に主任職以上なら、店長をサポートしながら店舗運営に何らかの形でたずさわっているはずです。
転職希望者は求人企業と面接をする際に、そうした経験や実績を「パチンコ業界で築いたキャリア」として大いにアピールすることでしょう。
今回は、その「知識+経験+実績=業界でのキャリア」について考えてみることにします。
1.大きな差がつかないもの
試験や面接の際に多くの転職希望者は、「グランドオープンやリニューアルオープンにたずさわった経験」「主任職への昇進に要した時間」「大型店舗(1000台規模)での実務経験」「機械台メンテナンスの経験年数」などを主なキャリアとして挙げます。
これらは分かりやすい実績であり、かつては貴重な経験として大いにアピールできる部分でしたが、近年では、決して限られた人だけの経験・キャリアではなくなりました。
そのため、これまで経験してきた業務内容や実績を羅列しても、同じ役職の経験者では差別化につながらず、以前よりも採用担当者の心に響かない可能性があります。
2.差別化につながるもの
では逆に、どういったものが差別化につながるのかというと、その人独自の「取り組み」「考え方」です。
業務を通して得た知識、技術、経験から「何を学んだのか」「それを活かしてどのような取り組みをしてきたのか」といった部分をきちんと整理し、述べることが大切になります。
その上で、自分が「どのような点で(求人企業の)力になれるのか」を紐付けて話せば、採用担当者は、その人が入社後にどういった働く姿を見せてくれるのか、想像しやすくなるでしょう。
3.採用担当者が注目するポイント
つまり、目に見えるキャリアだけでなく、内面的な部分も採用担当者はしっかりとチェックしているのです。
パチンコ業界で何を学び、身につけたいのか。
どのような人生設計を描いているのか。
パチンコ業界で働く中でどのような部分が成長してきたのか。
転職希望者が抱いている考えや価値観は、面接の質問に答える中で自然と浮き彫りになります。
そうした、実績や日々の業務からは見えてこない個性などの内面的要素こそが、面接においてはとても重要になると言ってもいいでしょう。
4.まとめ
遊技人口の減少など、暗いニュースが聞かれる近年のパチンコ業界ですが、だからこそ、強い意志や大きな目標を持っている人が求められています。
なので、転職活動の際には自身がパチンコ業界に飛び込んだ時の志望動機や夢を思い起こし、これまで歩んできた道を振り返ってみてください。
そうすれば、求人企業に対するアピールや訴えたいことが自然と見つかり、とても前向きな気持ちで、自信を持って面接に臨むことができるでしょう。