エレベーターの乗り方 ~知ってるつもりのビジネスマナー
パチンコ店の仕事・スキル 2020/2/13
エレベーターの乗り方や降り方にもマナーが存在しているのはご存知ですか?
もし会社などで上司やお客様と同乗することになった時、あなたはどう行動すれば良いでしょうか? また、他社を訪問した際にも目上の人と同乗する場面になったら…。
そんな時のためにも覚えておきたい、エレベーターに関するビジネスマナーをご紹介します。
1.エレベーターに乗る前の当たり前
これはマナーというより常識の範囲ですが、エレベーターも電車などと同様に「降りる人が優先」です。
さらに、エレベーターを待つ時は「扉の正面に立たない」のも常識です。「降りる人が優先」の延長線上にあることであり、当然、扉の前で待つのはNGなのです。
2.エレベーターに乗ってからのマナー
ここからが本番です。
まず、エレベーターに乗る時は、基本的に目上の人より先に目下の人が搭乗します。
これはエレベーターのボタン操作を行うためです。これを目上の人に行わせる失礼にあたります。
ただし、到着したエレベーターに既に人が乗っている場合はこの逆で、目上の人が先に搭乗します。うっかり目下の人が先に乗るのはNGとなりますので注意してください。
そして搭乗したら、目下の人はボタン操作でエレベーターの扉が閉まらないようにおさえおくのがマナーです。
なお、目上の人の他にお客様がいる場合は、お客様が最優先であることは言うまでもありません。
ですので、到着したエレベーターに誰も載っていない場合は「自分」→「お客様」→「目上の人」の順に乗ることになります。
また、既に他の人がエレベーターに乗っている場合は、「お客様」→「目上の人」→「自分」の順になることを覚えておくとよいでしょう。
3.エレベーター内にも上座や下座の立ち位置がある!
エレベーター内にも上座や下座があります。
その位置は操作パネルの場所を基準にして決まります。操作パネルが通路側から見て左側についている場合は、操作パネルの前が下座となり、左側奥が上座となります。
操作パネルが通路側から見て右側にある場合は、やはり操作パネル前が下座で、その後ろが上座となります。
また、大きなエレベーターでは両方に操作パネルがついている場合もあります。その場合は通路側から見て右側が下座となります。
エレベーターの奥は上座であり、お客様や目上の人は下座の後ろに導きましょう。
4.エレベーター内ではスマホ操作や会話はNG!
これもビジネスマナーとういよりも社会人の常識的となりますが、エレベーター乗った後は、スマホの操作や会話はNGとなります。
エレベーター内での通話はもちろん、SNSやメールなどのチェックもしないようにしてください。
さらに、会話もしないようにしましょう。特にお客様や他社の方が乗っている際は、コンプライアンスのためにも、案件や社内の情報などの話はしないのが常識です。
5.エレベーターから降りる時も…
エレベーターから降りる際にもマナーがあります。
これも社会常識の範囲ですが、降りる際には必ず目上の人から降りるのがマナーです。お客様が同乗している場合は当然、お客様から降り、続いて目上の人、最後に自分となります。
目下の人は操作ボタンで「開」を押したままで待ちましょう。
6.来客の見送りは…
プラスアルファとして、お客様が帰られる時にはお見送りをしますが、一般的にはエレベーターまで見送るのがマナーです。エレベーター前までご案内し、搭乗したら扉が閉まるまでしっかりとお辞儀をしてお見送りします。
たかがエレベーター、されどエレベーター。乗り降りの対応で心象が変わることもあるので注意しましょう!