パチンコ店の「ファン感謝デー」が増えている?

パチンコのユルイ雑学 2021/3/16

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皆さんが贔屓にしているパチンコ店ではファン感謝デーを開催していますか?

パチンコ業界ではすっかりお馴染みになっている「パチンコファン感謝デー」は、基本的には秋に実施している業界イベントですが、最近「ファン感謝デー」が増えているという話があります。

「え、そうだったの?」とか「気にしたこともなかった」というユーザーの方がほとんどだと思いますし、ユーザー側からすれば「どれも同じでしょ」という認識で特に問題もないのですが、業界側にはそれなりの事情があったりします。

今回は、実は最近増えている「ファン感謝デー」について解説します。

1.「ファン感謝デー」は大きく分けて3種類が存在する

①全国パチンコ・パチスロファン感謝デー

主催はパチンコホールの全国組織「全日遊連」(全日本遊技事業協同組合連合会)。業界で一般的に「ファン感謝デー」と言えばこの全日遊連主催のイベントを指します。

2020年で30回を迎えていますが、これは第一回「全国ファン感謝デー」平成3年(1991)から数えていて、実際にはそれ以前の団体「全遊協(連)」時代から続いている、業界伝統イベントです。近年は毎年全国で11月開催が主流となっています。

ファン感謝デーの歴史的な流れは以下のようになります。

・1986年(昭和61年)「全国パチンコ・パチスロファン感謝デー」制定(全遊協)

・1991年(平成3年)「第一回全国ファン感謝デー」(全日遊連)

※(平成17年に「全国パチンコ・パチスロファン感謝デー」に改称)

賞品は、1等ではファン感謝デーオリジナルギフトカタログの中から液晶テレビやマッサージシート、折り畳み自転車などがもらえるほか、コーヒーマシンやハンドクリーナーなどが当ります。

1セットでくじ500枚。はずれ賞品は残念賞用品かヤクルト。「ファン感謝デーセット」はホール1店舗で最大9セットまで購入可能(平成28年度版)。

また、店舗独自で賞品の追加等は出来ないようになっています。1セットはそれなり金額なので、賞品の自由度が無い分、店舗にとっては縛りが厳しい内容かもしれません。

②ファン感謝デー

主催は「都遊協」(東京都遊技業協同組合)で、こちらは「ファン感謝デー」となっています。2020年の開催で「第31回」となっていますから、第1回は1990年(平成2年)ということになります。

開催ホールにて大型液晶テレビ、折り畳み電動アシスト自転車、ダイソン製ステッククリーナー、ロボット掃除機ルンバなど、その場で賞品の当たる抽選くじが実施されました。

③ファン感謝デー

主催「全関連(全関東)」(全関東遊技業組合連合会)。こちらも「ファン感謝デー」ですが主催が1都10県で組織される関東甲信越のホール組織「全関東遊技業組合連合会」で、「ファン感謝デー」の頭に季節が付く場合があります。2021年の1月に第6回が「“冬の陣”冬のファン感謝デー」が開催されています。ちなみに第2回は「パチンコ・パチスロ夏のファン感謝デー」となっていました。

賞品は今年はペア宿泊券22本やロボット掃除機などかなり豪華です。

2.各地でも独自開催が目立つ

上記の他にも愛遊協(愛知県遊技業協同組合)では今年2月に「新春あいちパチンコ・パチスロファン感謝デー」が開催された他、「第13回パチンコ・パチスロファン感謝デー」(2020年2月。宮崎県遊技業協同組合)、「第20回静岡パチンコ・パチスロファン感謝祭」(2021年2月。静岡県遊技業協同組合)」、「第1回3県合同パチンコ・パチスロファン感謝デー」(2021年3月。滋賀、奈良、和歌山県遊協)などなど、県遊協単位のファン感謝デーが独自開催されています。

兵遊協(兵庫県遊技業協同組合)が3月に開催した「はぁ~とふるファン感謝デー」はなんと第41回を数える所もあります。

これらは②の都遊協と同じ範疇に属するパターンとなります。

全体的に見ると、現在は各都道府県では概ね年2回はなんらかの「ファン感謝でー」が開催されていることになります。

しかし、これだけ多くの「ファン感謝デー」が乱立すると開催日が重複する懸念があり、実際に都遊協では全関東の感謝デーの開催日を考慮して日時を変更した事もありました(2019年。依存症問題啓発週間を避けたの最大理由)。

3.増加の理由は

ファン感謝デーで提供される賞品はセット商品で組合などを通じてパチンコ店が購入する、要は「出費イベント」ということになります。一見、ファンにとっては賞品が当たる嬉しいイベントに見えますが、開催当日の「出玉感」は・・・。

以前は年1回の組合主催イベントとしてそれなりに開催されてきたのですが、パチンコ店側の評価はどうかというと・・・。

しかし、最近は風向きが変わってきていると感じます。それはズバリ「公式イベント化」です。

なぜなら「ファン感謝デー」は公然と「イベント」が開催できるからです。

既に知られているように、パチンコ業界はイベント広告規制でほぼイベント開催は出来ない状態です。出来ることといえば「新台入替」や「リニューアルオープン」等の宣伝くらい。

こうした状況の中で改めて見直されているのが旧来からある「ファン感謝デー」。

これまでは出費イベントという認識で消極的だったホールにおいても、公然と実施できる集客イベントに昇華できればファンの獲得に繋がるのではないでしょうか。

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