短所をポジティブに言い換える方法
パチンコ面接ポイント 2021/4/8
面接では、自分の長所と短所について質問されることは非常に多いです。
長所については自己アピールになるため答えやすいですが、短所については「マイナス評価になるのではないか」という不安から、うまく説明できない、どう回答すればよいか、といったご相談がしばしばあります。
このような悩みを抱えた方にお伝えしている言葉があるのですが、それは・・・
表裏一体
ということで今回は、短所をポジティブにする答え方をご紹介しましょう!
1.そもそも、なぜ長所と短所を聞くのか?
面接官が長所と短所を質問する意図はいくつかありますが、主には以下のようなことです。
・性格、特徴を掴む
・職場、仕事適正を掴む
これらについて適性診断で把握することも可能ですが、「人となり」や「コミュニケーション力」は実際に話してみないとわからないこともあり質問されるケースが多いのです。
自身の長所や短所についてどれくらい把握し、どのように捉えていて、どのようにアピールするのか、ヒューマンスキルのレベル感を掴む質問ともいえるでしょう。
2.短所の捉え方と伝え方
短所は自身の「悪い部分」とか「マイナス部分」として捉えがちですが、あくまでも「自身を形成する要素の一部」であり、見かたや伝え方によって変わるものです。
短所を伝えることにためらう人も多いと思いますが、まずは短所と思われる要素を多方面から検証し、ポジティブ変換してみましょう。
長所にできる要素を把握しておくことで、自信をもって伝えることが出来るようになるはずです。
例えば
短所:我が強い ⇔ 長所:意志が強い など
短所:神経質 ⇔ 長所:几帳面 など
このように短所長所は表裏一体であることがわかってきます。
そして、短所を伝える際に押さえておきたいポイントは職種適性にマイナス影響となりそうな短所は出来る限り選択しないことです。
例えば、コミュニケーションが頻発する営業職志望なのに履歴書に「人見知り」を短所としては、書類の段階で「職種に対する適性がないかも」といった印象を与えかねません。
この場合の長所変換は「人をよく観察できる」ということになりますが、書類上で短所としてあげるのであれば、応募職種に影響しないような短所を選ぶのが無難でしょう。
また、面接時に短所をいくつもあげて回答するとわけが分からなくなる恐れがあるので、ひとつに絞ってお伝えすることをオススメします。
3.短所の伝え方
~断定系を避け前向きな言葉に~
「嫌い」「できない」「~ません」とい言った“断定”系の言葉は、そのままでは今後の変化や改善の余地がまったく無い言い回しとなり、心象が悪くなる恐れがあります。
やはり、面接では前向きな言い回しが必要です。「嫌い」は「苦手」や「経験が少ない」くらいに緩和して伝えましょう。
「出来ない」も「○○しがち」「○○してしまうことがある」といった傾向や頻度を表す言葉に言い換えましょう。
~客観性を加え改善の姿勢を見せる~
短所を伝える時は、「心配性」など“表現”だけで終わらせてはいけません。
ストレートに伝えるだけではマイナス印象になりがちだからです。
こうした場合は「周囲からは慎重すぎると言われています」など長所変換した客観的表現にすると、マイナスイメージが軽減でき、改善や変化の余地がある、といったようなポジティブイメージに繋がるはずです。
4.短所の長所変換事例
優柔不断 ⇔ 協調性 など
「周囲からは優柔不断と言われることがありますが、周囲の意見を聞き、自分なりの結論を伝えるように考えています。
その分いろいろな人の意見に耳を傾けることができ、自分の意見にこだわり過ぎない分、協調性はあると考えています」
短気 ⇔ 決断が早い など
「周囲からは気が短いと言われることがありますが、スピード感を持って進めたいと常に思っているため、そう見えるのかもしれません」
飽きっぽい ⇔ 好奇心旺盛 など
「周囲からは飽きっぽいと言われます。しかし、色々な物事に興味があり、自分では好奇心旺盛でアンテナの感度が高いと思っています。また、一つに考えに固まらず柔軟性があるとも考えています」
心配性 ⇔ 慎重 など
「周囲からは心配性だとよく言われます。確かに細かい部分が気になり、確認しないと気が済まない部分があると思います。しかし、資料を何度も確認するなど、慎重に進めるため失敗は少ないです」
※長所短所の組み合わせに注意
長所、短所を話す場合、注意点として長所と短所の整合性を忘れないようにしましょう。
例えば「協調性がある」を長所としているのに短所が「頑固」では辻褄が合わない回答になる恐れがあります。
結局、どんなタイプの人なのかイマイチよくわからなかった「自分をうまくアピールできない」として、プラス評価に繋がらない可能性があるので、注意するようにしましょう。