転職で役立つ防火管理者資格とは?パチンコ業界での必要性を解説
パチンコ店の仕事・スキル 2026/4/28

パチンコ店は風営法だけでなく、消防法の規制も受けています。
一定規模以上のパチンコ店は、消防法における「防火対象物」に該当し、「防火管理者」の選任が義務付けられています。
今回は、パチンコ業界における「防火管理者」資格について解説します。
この資格は転職時にも評価されることがあるため、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
1.防火管理者とは
防火管理者とは、消防法に基づき、消防計画の作成や防火管理業務を計画的に実施する責任者です。
資格は、都道府県知事や消防機関などが実施する講習を修了することで取得できます。
消防法では、多くの人が利用する施設において、建物の所有者や管理者は有資格者の中から防火管理者を選任し、防火管理業務を行わせることが義務付けられています。
パチンコ店も「不特定多数の人が利用する施設」に該当するため、一定の条件を満たす場合、防火管理者の選任が必要となります。
2. 防火管理者講習
防火管理者には「甲種」と「乙種」があり、それぞれ対象となる施設規模が異なります。
防火管理者講習は、都道府県知事や消防長などが実施しており、一般的に甲種は2日間、乙種は1日で修了します。
〇甲種防火管理者
すべての防火対象物で防火管理者として選任可能
〇乙種防火管理者
比較的小規模な施設に限り選任可能
3.防火管理者の配置基準
防火管理者が必要となる主な防火対象物には、以下のようなものがあります。
①火災発生時に自力で避難することが著しく困難な者が入所する社会福祉施設などを含む防火対象物のうち、防火対象物全体の収容人員が10人以上のもの
②劇場・飲食店・店舗・ホテル・病院など不特定多数の人が出入りする用途(特定用途)がある防火対象物を「特定用途の防火対象物」といい、そのうち、防火対象物全体の収容人員が30人以上のもの
③共同住宅・学校・工場・倉庫・事務所などの用途(非特定用途)のみがある防火対象物を「非特定用途の防火対象物」といい、そのうち防火対象物全体の収容人員が50人以上のもの
④新築工事中の建築物で収容人員が50人以上のもののうち、総務省令で定めるもの
⑤建造中の旅客船で収容人員が50人以上のもののうち、総務省令で定めるもの
⑥同一敷地内の屋外タンク貯蔵所または屋内貯蔵所で、その貯蔵する危険物の数量の合計が指定数量の1000倍以上のもの
⑦指定可燃物を貯蔵し、または取り扱う防火対象物で、床面積の合計が1500㎡以上のもの
⑧50台以上の車両を収容する屋内駐車場
⑨車両の停車場のうち、地階に乗降場を有するもの
※なお、詳細な基準は自治体や施設条件により異なるため、所轄の消防機関への確認が必要です。
4.防火管理者の主な仕事内容
防火管理者の主な業務は以下のとおりです。
〇消防計画の作成・届出
〇消火・通報・避難訓練の実施(一般的に年1回以上)
〇消防用設備の点検・整備(有資格者への委託含む)
〇収容人員の管理
〇火気使用に関する監督
〇防火・避難設備の維持管理
5. 防火管理者として働くメリット
〇社会的責任の大きい仕事でやりがいがある
〇資格手当が支給される場合がある
〇転職時に評価される可能性がある
防火管理者は、多くの人が集まる施設において火災を未然に防ぎ、人命や財産を守る重要な役割を担います。
パチンコホールのような不特定多数が利用する施設では、特に重要なポジションといえるでしょう。
本記事が、防火管理者資格の理解や転職活動の参考になれば幸いです。












