スーパーバイザーの仕事内容は?
パチンコ店の仕事・スキル 2023/11/7
会社の役職には代表取締役や社長、CEOといったトップの役職から、部長、課長、店長など現場責任者クラスの役職など多くのポジションがあります。
その中で「スーパーバイザー」という役職を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。
今回は、よく聞くけど仕事内容が分からない「スーパーバイザー」について確認したいと思います。
1.スーパーバイザー(SV)の仕事
「スーパーバイザー(SV)」とは、主に店舗運営の管理・監督を行う仕事がメイン業務です。
特に複数の店舗と店長を統括する、“エリアマネージャー”としての役割を果たしている場合が多く見られます。
現場責任者である店長のひとつ上のランクにあたるため、現場での経験や知識といったスキルが求められます。
また、現場の上位責任者でありながら経営陣に近い立場でもあるため、現場と本部との橋渡し的な役割も担っています。
現場も監督しながら会社の事業目標を達成するための行動も必要となるなど、「スーパーバイザー(SV)」はまさにスーパーな活躍を求められる役職と言えるのです。
2.特に活躍している業種
多くの業界で活躍するスーパーバイザーですが、特に多店舗展開している業種での活躍が目立ちます。
パチンコ店・飲食店・小売店
スーパーバイザーが力を発揮しやすいのが、チェーン展開している業種です。担当エリアにある複数店舗の業績向上の取り組みや店長・従業員への指導などがメインとなります。
パチンコもまさにスーパーバイザーが活躍している業界です。複数の店舗と店長を育成管理するため、役員クラスのスーパーバイザーも多数活躍しています。
福祉サービス業界
資格と実務経験が重要な介護職などの福祉サービス業界も、施設や事業所、作業所などを複数展開している会社が多い業界です。
そのため、複数店舗を統括するスーパーバイザーの指導監督業務は非常に重要と言えます。
コールセンター
オペレーターの管理がメインになりますが、時にはオペレーターが対応できない場合、スーパーバイザーが代わって対応します。
多くのオペレーターを管理するマネジメント力やコミュニケーション力はもちろん、問い合わせ対応やサービス改善など幅広い対応力が必要です。
テレビ業界
番組のエンドロールにも登場するテレビ業界のスーパーバイザーは、「監修者」という役割を担うことが多くなっています。
監修者はテレビ番組や映画などの作品の質を向上させるため、制作者に対して専門的なアドバイスを行ないます。
3.必要な能力やスキルは?
「スーパーバイザー」には多くの能力が求められますが、中でも店長以下多くの現場責任者を管理するためのマネジメント力とコミュニケーション力、そして売上を上げるためのマーケティング力の3つが必須です。
①マネジメント力
複数店舗を統括する立場ですから、各店長にアドバイス・指導をするため、店長や幹部従業員の状態、売上や店舗の運営状況など複数の要素を考慮して指示を行うマネジメント力が求められます。
②コミュニケーション力
店長はもとより多くの現場従業員に対しリーダーシップを発揮するとともに、良好な関係を維持するため、コミュニケーション力も重要です。
円滑なコミュニケーションを取ることで店長や従業員との信頼関係を高めながら、働きやすい職場環境を作るのもスーパーバイザーの重要な役割の一つと言えます。
③マーケティング力
本部が設定した売上、利益などの目標数値へアプローチするため、売上額や来客数、購買データなどの集計や分析力が必要になります。
スーパーバイザーは店や現場の状態を常に把握し、マネジメント力を最大限発揮できるよう日頃から従業員との円滑なコミュニケーションを保ちながら、マーケティング力を発揮して数値目標のクリアを目指すというマルチタスクが基本です。
仕事としては大変な内容ですが、やりがいも多い役職と言えるでしょう。