求人企業に年収を考慮して欲しい転職希望者
パチンコ転職ポイント 2019/5/7
転職をする上で、パチンコ業界の経験や年収を求人企業に考慮して欲しいという転職希望者は非常に多く見られます。
転職支援サービスでは、転職アドバイザーが求人企業と転職希望者の間に立って条件交渉を行うため、条件交渉は転職希望者に優位に進みやすく、場合によっては技術や能力が高く評価され、現職での年収よりも高い年収で内定をもらうケースもあります。
ただし、必ずしも「転職支援サービスを利用すると、求人企業から高い年収を提示してもらうことができる」というわけではありません。
1.年収を高く希望すると転職活動の幅が狭くなる
年収を高く希望すると、求人企業は転職希望者により高い期待をします。
転職希望者が求人企業からの期待に応えられる技術や能力を持っていたとしても、よほどの実績と成功イメージを持ってもらわなければ、現職よりも高い年収で求人企業から内定をもらうことは難しくなる場合が多いのです。
一般的には、現在働いているパチンコホール企業での年収よりも少し低めで内定を出すものなのです。
2.希望年収は高く?低く?
とはいえ、転職の面接では、希望年収の質問はあるものと考えて転職活動を行ったほうが良いでしょう。
その時、「高めの金額を言うと採用されにくい」「低めに言った方が採用されやすい」など、採用担当者にどう思われるか心配で答えに迷う人も多いのではないでしょうか。
ここでポイントとなるのは正しい「自己評価ができているかどうか」です。
業界・職種・年齢・能力に応じた平均年収よりもはるかに高い金額を希望していると、「客観的に物事を見られない」「自信過剰」な人間だと思われてしまいます。
かといって、「低ければ良い」というものでもありません。「低すぎる希望年収」では求人企業から、「実際にスキルや職務能力も低いのでは?」と思われてしまうリスクがあるからです。
3.待遇面の質問ばかりするのはNG
年収や待遇面ばかり質問していると、良い印象を残せません。
目企業が求めているのは「仕事で成果を出してくれる人」なので、仕事内容に関する質問を挟みながら、年収や待遇の話題を切り出しましょう。
質問の順番や時間配分には注意が必要です。
4.極端な金額はマイナス評価の可能性も
自身のスキルを超えたり、相場からかけ離れた希望額を提示するのも良いとは言えません。
「客観的に自己評価できないのでは?」とマイナス評価になる可能性が大きくなります。
平均額などもリサーチしたうえで希望額を慎重に伝えましょう。
5.総支給額・手取り額どちらで答える?
面接担当者は「企業が給与として支払う額」(=総支給額)として考えていますので、「額面」で伝えるのが良いでしょう。
うっかり「手取り額」を伝えてしまうと、実際の手取り額は更に少ないものになってしまいます。
採用担当者と認識のズレを防ぐためにも、転職活動を始める前に現在の年収を確認しておいてください。
6.面接での希望年収の答え方
では、面接で希望年収を聞かれた時、どのように伝えれば良いのでしょうか?
やはりここは、やや低めか、現状維持からスタートするのはがベターです。
たとえば「現在の年収は~万円です。年収に関しては御社規定に従うつもりです。現在年収より低くても構いませんが、もし同等にいただけますと幸いです。」のような内容です。
ただ金額を伝えるだけでなく、「あくまで企業の意に従う」という謙虚な姿勢を示すと好印象です。
7.前職年収はあくまで目安
転職希望者の中には、転職した時から年収が上がらないことや、キャリアアップができないのではないかと考える人もいますが、何の努力や成長をしなければ、どんなパチンコ企業においてもキャリアアップすることはありません。
しかし、キャリアアップできる環境が整っているパチンコ企業であれば、成果を出し、組織へ良い影響を与えることができれば、年収も職位も上げることが可能なのです。
求人企業は、貢献度が未知数の転職者に対して低めの給与を提示することが多く、その後の活躍次第で昇給の余地がある、という考えの企業が殆どです。
キャリアアップを目指ししたい転職希望者は、初めから高い年収を求人企業に希望するのではなく、キャリアアップできる環境が整っている求人企業を探すことと、そこで前職の価値観を認めてもらえる求人企業に転職することが重要なのです。