求人企業が必ず質問すること
パチンコ面接ポイント 2017/11/28
転職活動をしていると、求人企業の面接で必ずといっていいほど聞かれる質問があります。それが、「何か質問はありませんか?」という質問です。転職活動をしたことがある人ならば、一度は耳にしたことがあるフレーズなのではないでしょうか。
このような質問を受けたとき、転職希望者のみなさんはどのように答えているでしょうか? 「特にありません」なんて答えてしまっている人もいるからもしれません。しかし、このように答えてしまった場合、ほとんど求人企業は良い印象を持ちません。
「何か質問はありませんか?」と尋ねたときの求人企業の気持ちを考えてみましょう。このとき、採用担当者が考えていることは、「この転職希望者はどれだけうちの会社に興味を持っているのだろうか」「採用後に“こんなはずじゃなかった”とならないために、今不安な点を解消しておきたい」などです。また、この質問への回答次第で、転職希望者の働き方や仕事に対する視点を見ている場合もあります。
このように、「何かありませんか?」という質問の意図を考えてみると、転職希望者は「特にありません」なんて答えはできないはずです。何気ない漠然とした質問ですが、転職希望者の意欲を見るひとつの基準としている求人企業も多くあるのです。こう言うと、「じゃあどんな質問をしたらいいのだろうか」と迷ってしまう人もいるでしょう。簡単な質問でもいいのか、入社を想定した質問でいいのか……など、考えれば考えるほど何を言えばいいのかわからなくなってしまうことがあるかもしれません。
そんな方は、「これが正解」というものがあるわけではないですが、下記の質問を参考にしてみてください。
・質問事項
◆ビジョンを尋ねる
「私は前職で、◯◯のようなビジョンを掲げたパチンコホール企業で勤務してきたのですが、御社の今後のビジョンというのは、どのようにお考えなのでしょうか」
会社のビジョンを尋ねることで、「うちの会社に興味を持っているようだ」と判断されることがあります。しかし、HPなどで大きく掲げているのにこのような質問をしてしまうと、「しっかりと情報収集してないな」と思われてしまうので、気を付けてください。
◆今働いている人について尋ねる
「私は御社の◯◯にとても魅力を感じているのですが、実際に御社で働かれている方も、◯◯にやりがいを感じている方が多いのでしょうか」
現在求人企業で働いている人について尋ねることは、「現実的に、うちの会社で働くことが考えられている」と評価を受けることがあります。
◆業界の流れを踏まえて今後の施策について尋ねる
「パチンコの遊技人口が年々減少し、業界としての売り上げも下がってきていますが、御社はこの問題に対して、今度どのような取り組みを考えていますでしょうか」
パチンコ業界の現状を踏まえて、求人企業の施策について質問することは、「業界を把握していて、将来が見えている人だ」と評価されやすいです。
◆目指すべきキャリアについて尋ねる
「私は店長になりたいと思っています。私と同じような年齢で店長になっている人はいますか?」
「自分は◯◯になりたい。そのための環境は整っているのか」と聞くことは、高い意欲を感じさせます。
求人企業から「何か質問はありませんか?」と尋ねられたときに困ってしまう人は、ぜひ参考にしてみてください。
・まとめ
求人企業に対して「御社のことをもっと知りたい」、「御社にとても魅力を感じている」、「転職後の姿をイメージしようとしている」といったことが伝わるような質問をすると、転職希望者に対する印象も大きく変わります。
一方で、転勤や福利厚生、給与などについて細かく質問したくなることもあるかと思います、このような質問自体はNGではありませんが、待遇面に関する質問を一番にしたり、それだけ質問したりするのは基本的には避けた方が無難です。求人企業の経営に関する考え方や転職後のことについての質問をし、時間があれば聞いてみるようにしてください。また、担当の転職アドバイザーを通じて求人企業の担当者に聞いてもらうのも一つの手です。
求人企業に対して質問ができるのは、転職希望者にとって非常に大切な機会です。転職後のこと、自分の将来のことを考えて、実際に転職するとどうなるかを整理して質問内容を決めておいてほしいと思います。