今一度確認を!パチンコホールの仕事は好き?
転職雑記 2016/12/8
皆さんは、こんな言葉を聞いたことがありますか?
「素晴らしい仕事をするには、自分のやっていることを好きにならなくてはいけない。まだそれを見つけていないのなら、探すのをやめてはいけない。安住してはいけない。心の問題のすべてがそうであるように、答えを見つけた時には、自然と分かるはずだ」
これは、アップル社を創設したスティーブ・ジョブズが残した言葉です。どんな業界であっても、まずはその仕事を好きであることが成功への第一歩だということは多くの人が口にしており、また、多くの人が感じていることなのではないでしょうか。
そこで、改めて質問をしたいと思います。皆さんは、今の仕事は好きですか?
1.あるパチンコホール店長の苦悩
ではここで、とあるパチンコホールで店長を務めるAさんのお話をしたいと思います。Aさんは30代半ばで、アルバイト時代を含めるとパチンコ業界歴は10年以上。店長までキャリアアップしましたが、ある悩みを抱えており、転職を希望していたのです。
Aさんはずっと同じパチンコホール企業で働いていたのですが、それは会社の社風や営業方針に共感していたから。転職を考えることなど一度もなく、自分にとってこれ以上の職場はないとさえ思っていたそうです。しかし、ある時に会社の運営方針が大きく変わったことで転職を考え始めるようになったそうです。
「以前とは違い、上司は口を開くと『利益を上げろ』と言うばかり。そんな会社の方針に従ってパチンコホールの営業を行っているので、案の定、お客様の数は激減してしまいました。状況を打開するための営業方針を提案しても一切聞き入れてもらえないのですから八方ふさがりです。もちろん、パチンコホール企業としては利益を出さないと会社が成り立たないのは分かっていますが、これでは将来に対する不安しかありません」
そう語るAさんの表情は暗く、目は輝きを失っていました。さらに言えば、パチンコホールの仕事に対する情熱が冷め切っているとさえ感じました。もし、そのまま同じ会社で働き続けていたら、Aさんはパチンコ業界やパチンコ自体を嫌いになってしまうのではないか、と心配せざるを得ない状態だったのです。
2.残された選択肢は二つ
こうした状態では、どんなに素晴らしい能力を持っている人でも決して良い仕事はできません。Aさんも例外ではなく、少しでも早いうちに何らかの対応が必要でした。
このような場合に考えられる選択肢は、自分の考えを変えるか、環境を変えるかの二つになります。Aさんは会社に対して営業施策の提案をしていたのですが聞いてさえもらえなかったため、会社を内部から変えていくという選択肢はありませんでした。
もちろん、しばらく様子を見るとか、会社が変わるのを待つといった選択もないわけではありませんが、我慢をしているうちに仕事に対する情熱がゼロになってしまうようでは考えものです。
結果的にAさんは「環境を変えること」を選び、転職したのです。
3.転職後の充実した日々
Aさんは今、これまでの業界経験を生かせるパチンコホール企業に転職し、店長として忙しい毎日を送っています。決して規模の大きな企業ではありませんが、お客様への還元を大事にする営業方針がAさんの就労意欲を高める要因になっており、活き活きと働いているようです。
転職サポートの一環として、先日、転職後の状況を電話で聞いた際には「毎日忙しいです」と語る声には張りがあり、転職相談で会った時の沈んだ表情のAさんからは想像もできない、楽しそうな声だったのが非常に印象的でした。
前の職場に愛着はありながらも、あのまま働き続けていては会社側もAさんも得るものは少なく、失うものが多いと考え、転職を決意したことが良い結果につながったのです。
4.まとめ
Aさんのようなケースは決して珍しいことではありません。会社の方針が自分に合わず悩んでいる人も、自分に合った企業に転職を果たすことで伸び伸びと働けるようになる人も少なくないのです。
自身の心に問いかけてみて下さい。「今の仕事は好きか?」と。もし、未来への不安を抱いているのなら転職に向けて思い切って行動を起こすのもいいでしょう。あなたの能力が最大限に生かせる場所は、他のところにあるのかもしれません。