転職活動で成功するための鍵！ 「職務経歴書」の重要性｜パチンコキャリア転職ニュース

転職活動の面接のとき、忘れてはいけないものが、「履歴書」と「職務経歴書」です。

「履歴書」には、馴染みがある人も多いかと思います。「履歴書」は、転職活動だけではなく、アルバイト先や新卒として就職先を探しているときにも利用することが多いからです。一方、「職務経歴書」に関しては、転職経験がない人にはなかなか馴染みがない言葉かもしれません。新卒で入社して、初めての転職活動だとなると、作成記入したことがない人がほとんどです。

「職務経歴書」は、たとえ馴染みがなく、書き方が分からなくとも、転職活動では必要なものです。そのため、初めて転職活動をする人は、自分で調べたり、知人に聞いたりしながら用意することになるでしょう。しかし、在職中の転職活動など、忙しくてなかなか落ち着いて作成する時間がないと、「入社の日付・昇格の日付・店舗異動の日付」の項目しか埋めていない人も結構いるのです。パチンコ業界でたくさんの人の転職のお手伝いをしてきましたが、そのような転職希望者は実際に多くいました。

１．転職活動における「職務経歴書」

では、まず「なぜ「職務経歴書」は転職活動において必要なのか？」ということについて考えていきたいと思います。「職務経歴書」はどのように使われ、求人企業側はどのように見ているのでしょうか？前述のような、「職務経歴書」に必要最低限の内容しか書いていない転職希望者は、求人企業の選考を受ける上で、職務経歴書がなぜ必要かということについてあまり考えたことがない場合が多いです。

ここでひとつ、とある転職活動の現場を例に出してみます。

「パチンコ業界で採用活動を行っている求人企業の大半が、一次選考と二次選考で担当者が異なる」ということを念頭に置いて考えてみてください。あるパチンコ企業が、1枠の求人を出しました。一次選考の担当者はＹ部長、最終選考の担当者はＺ専務です。

その募集枠1名の求人に、年齢が一緒、役職もともに店長というＡさんとＢさんの2名の転職希望者が応募してきました。

まず一次選考の担当はＹ部長。

面接のときの印象は、以下のようになりました。

【スキル面】

Ａさん≧Ｂさん

【人物性】

Ａさん＞Ｂさん

【職務経歴書の内容】

Ｂさん＞Ａさん

Bさんの職務経歴書には、昇格日付などの必要な情報はもちろんのこと、自己ＰＲ文も添えられていました。一方、Aさんの職務経歴書には、昇格日付・店舗異動日付のみです。

２．職務経歴書が転職希望者自身となってアピールをする

一次選考と最終選考の間に十分な時間があり、Ｙ部長がＺ専務と話す時間があれば、Ｙ部長はこう言うでしょう。「Ｂさんも悪くはなかったのですが、Ａさんの方が良かったです。なにより、店長としての経験がとても豊富でした。進めるならＡさんがいいと思っています」

このような話があれば、Aさんが最終選考に進む確率はかなり高いでしょう。

しかし、もしY部長がＺ専務と話す時間がなく、Z専務にとって最終選考に進む転職希望者を決める判断材料が、履歴書と職務経歴書と、それに添えられた「Ａさんの方が印象はいいです」というY部長からのメモ書きだけならばどうでしょうか。おそらく、Ａさんが進む確率70％、Ｂさんが進む確率が30％ぐらいになってしまいます。なぜなら、一次選考の詳しい話を聞いていないZ専務は、履歴書と職務経歴書を元に転職希望者に対する印象をもつ可能性が高いからです。

「Y部長はAさんに対して好印象を持っているようだが、職務経歴書の内容が薄すぎて、とてもじゃないが店長としての経験が豊富とは思えない」……と考えられてしまうことだってあります。

Y部長とZ専務が直接話をする機会がないだけで、ほぼ進めていたはずの選考通過の可能性が70%になってしまうのです。

つまり、「職務経歴書」だけで転職希望者のことを求人企業側が判断するケースがあります。その場合は、「職務経歴書」が転職希望者自身となって、求人企業にパチンコ業界でのスキルをアピールしてくれるのです。そのため、「職務経歴書」は時間をかけて作成してするようにしましょう。

３．まとめ

「職務経歴書」は、転職活動にとって、なくてはならないものです。

店長であれば細かく内容をまとめていけば量も多くなり大変かと思います。しかし、一度つくってしまえば何度でも使えるものなので、ＰＣなどでデータを作成してみてはいかがでしょうか。