求人企業が求める「やる気」を見せるために
転職雑記 2017/6/15
パチンコ業界の求人企業が求める人物像の中でよく目にするのが、「熱意がある人」「やる気がある人」というもの。先日訪問した求人企業の採用担当者も、「やる気がある主任がほしいんだよね」と言っていました。それを聞いて、私はふと思ったのです。「“やる気がある人”って、具体的にはどのような人のことを指しているのだろうか」と。
1.「やる気がある人がほしい」
転職希望者の「やる気」は、求人企業の採用担当者にどのようにすれば、きちんと伝わるのでしょうか。そこでまずは、「やる気がある人」の反対に位置する、「やる気が伝わってこない人」について考えてみることにしました。度々、不採用の理由として聞くことのある、「やる気が伝わってこない」ということ。詳しく聞けば、採用担当者はだいだいこのように言葉を続けます。「弊社のことをまったくわかっていない。全然調べられていないんです」。
確かに、ちょっと調べればわかるようなことでさえ頭に入っておらず、質問に答えられないどころか、把握もできていないから、話も噛み合わない……そんなことがあれば、「この主任には、仕事を任せられない」となってしまいます。
2.やる気の見せどころは「準備」にある
つまり、転職希望者の“やる気の見せどころ”は、「準備」にあるのです。どれだけ面接をする求人企業に転職希望者が興味を持ち、調べられているか、がとても大切になってきます。求人企業が求める「やる気」を伝えるためには、面接前の準備が非常に重要になってくるのです。
それでは、その準備とは、どのようにすればいいのでしょうか。
3.情報を収集するために
まず一つ目は、転職のお手伝いをしている転職アドバイザーから情報をしっかりと集めることです。もっと言えば、転職アドバイザーが説明した求人企業の情報を、自分の言葉で話せるようにすることが大事です。聞いたままを丸暗記しようとすると、面接時に緊張から、記憶からすっかり消えてしまうことがあります。それが、面接官に「準備ができていない」と評価されてしまうひとつの原因です。
キャリアコンサルタントが、転職希望者に求人企業の情報を伝えない、ということはあり得ません。また、情報を一部隠したり、嘘をついたりすることも絶対にないでしょう。なので、しっかりとキャリアコンサルタントを利用して、情報を収集するようにしてください。
二つ目が、Webサイトを見ることです。しかし、ただ単にパチンコホール企業のホームページを見たからといって、その求人のことがわかるわけではありません。では、どのサイトを、どのように見ればいいのか。求人企業の情報収集のために、Webサイトを見る上でのコツをお伝えいたします。
情報収集におすすめのサイトは、公開求人サイトです。求人サイト(リクナビ、マイナビなど……)は、素人でも、その会社や業界のことがわかるように説明しています。特に、求人企業が運営している求人サイト内の採用ページではなく、外部業者が取材した記事が掲載されている採用ページの方が、わかりやすくてとても便利です。さらに、中途採用向けのページよりも、新卒採用向けページの方がはるかにわかりやすいことが考えられますので、是非確認してみて下さい。
このように、自分自身で情報を集めていくことで、転職アドバイザーから得た情報を自分の言葉に置き換える作業も楽になっていきます。自分の手を使って情報を収集することで、自然と自分の言葉で、情報が頭に落とし込まれているでしょう。
繰り返しになりますが、求人企業のことを自分の言葉で話せるようにしておくことが、最大のポイントになります。この準備をしておけば、大抵の求人企業の面接はうまくいくのではないでしょうか。
4.まとめ
パチンコ業界の転職で「やる気」を伝えるポイントは、事前準備にあります。そのためには、(1)キャリアコンサルタントを活用する(2)Webサイトで情報収集するといいでしょう。求人企業は、転職希望者に「やる気」を求めています。その「やる気」を見せるためには、「どれだけ、求人企業のことを知っているか」ということが問われるのです。情報を丸暗記するのではなく、自分の言葉に置き換えることで、面接時により説得力のある発言ができるようになるでしょう。