求人企業の面接前に確認すべきこと
転職雑記 2017/10/26
どの求人企業の面接でも、必ずといっていいほど聞かれる質問があります。それは、「志望理由」と「退職理由」です。転職を考えている人たちは、最低でもこの2点に対する答えを準備してから求人企業の面接に臨んでいるでしょう。
それでは、みなさんはどのような「志望理由」と「退職理由」を答えているでしょうか?基本的な質問ですが、実は、不採用となる理由で多いのは、この2点の質問に対する答えなのです。では、転職希望者はどのような点に気を付けて回答すればいいのでしょうか。それは、「志望理由に熱意が感じられること」と「志望理由と退職理由に矛盾がないこと」です。
1.志望理由に熱意が感じられること
求人企業への志望の理由はさまざまあると思います。
・「稼動が高く、パチンコホールに活気がある」
・「教育研修制度が整備されていて、自己成長ができる」
・「財務基盤が強く、新しいパチンコホールの出店計画もあるため、将来性を感じる」
・「福利厚生が充実している」
・「給与が高い」
転職者はいろいろなことを考えて求人企業に応募します。しかし、上記のような理由を挙げても、求人企業には響きません。それどころか、福利厚生や給与が理由となると、難色を示す求人企業が多いでしょう。
では、どのような理由が良いのでしょうか。
2.「転職後に叶えたいこと」を伝える
求人企業に自分の思いをきちんと伝えるために、まずは求人企業のことをしっかりと知る必要があります。キャリアアドバイザーから求人企業の情報を聞くことはもちろん、ホームページを確認したり、実際に店舗を見てみてください。その上で、「その求人企業に転職することで、自分自身がどのようなことを叶えていきたいか」を整理していってほしいと思います。そうすることで、求人企業側に転職希望者の熱意が伝わり、しっかりとした自己PRにつながるでしょう。
たとえば、「今の職場では主任ですが、5年後には店長になりたいと思っています。御社では、5年後までに10店舗を出店するという明確な目標があり、他のパチンコホール企業よりもチャンスがあると感じたため、志望しました」というように、「数ある求人企業の中から、なぜその会社を志望したのか」という理由を明確にし、相手に伝えることが大切です。
3.退職理由と志望理由に矛盾がないこと
退職理由と志望理由に矛盾が生じていると、求人企業は、「自分自身のことがきちんと考えられていない」「この会社のことをきちんと調べられていない」と、良くない印象を持つことがあります。
・退職理由は「家族との時間が取れなかったため」としているが、志望している企業も、前のパチンコホール企業と勤務時間や休日日数がほとんど変わらない。
・「転勤が多かった」ことから退職しているが、志望している奇病も20店舗運営する大手で、数年に1度転勤が必ずある。
・「休みが少ない中、頑張って働いていたのに主任になることができず、給与も全然上がらなかったから退職した」としているが、他の会社で給与や役職が必ず上がるわけではないし、「なぜ上がらなかったのか」についての自己分析ができていない。
上記のような退職、志望理由だと、面接時に求人企業から突っ込まれて、返答に詰まってしまうというケースがよくあります。
例えば上記の1つ目ならば、「時間が取れなくて辞めたのであれば、もっと休日がある企業を選んだ方がいいのではないか?」と、求人企業側は考えるでしょう。2つ目ならば、「転勤が嫌ならば、転勤がない地場で頑張っている中小企業を選んだ方がいいのではないか?」と思うかもしれません。転職希望者の語る退職理由や志望理由に矛盾があり、説得力が欠けていれば、求人企業に厳しい質問をされてしまうのは仕方のないことです。
もちろん、それでは面接に受かりません。なので、退職理由と志望理由に矛盾が生じていないかどうか、しっかりと考えてから求人企業の面接に臨むことが必要です。自分では気付かない場合もあるので、第三者にチェックしてもらうのもいいでしょう。
4.まとめ
まずは、「志望理由に熱意が感じられること」と「志望理由と退職理由に矛盾がないこと」について確認してみましょう。当たり前のことのように思えますが、意外と気付いていない場合が多くあります。求人企業から疑問に思われてしまう部分がないように万全の準備をしてから、パチンコホール企業の面接に臨みましょう。