転職希望者との面談で気になる3つのポイント
転職雑記 2018/1/25
私たちは、転職支援することになった転職希望者と、今後の具体的な転職活動の方針を定めるために面談を行うことがあります。転職希望者の現状を把握したり、希望条件を詳しく聞いたりし、悩みや疑問があったら一緒に解決していきます。
転職希望者に聞くことはさまざまですが、たとえば、これまでのパチンコ業界での経歴や、主任や店長などといった役職に就いていた経験があるかどうかなどを聞きます。このように面談をして、転職希望者からいろいろな話を聞いていると、求人企業の面接の前に面談をしておいて良かったなと思うことがよくあります。今回は、面談で気になる転職希望者の言動についてご説明したと思います。
1.話が長くなりすぎてしまう
転職希望者と話をしていてあるのが、「話が長くなりすぎて、論点がズレてしまう」ということです。
こちらから質問をしても、回答に至るまで長い説明や補足などがたくさんあり、最終的に質問の答えとして不十分な回答になってしまう人がいます。これは求人企業の面接でも、担当官に質問されたことに対して相手の意に沿う回答ができないということにもつながる可能性があります。
また、求人企業の面接では、社長自らが面接官を担当しているパチンコホール企業もあります。中途採用に力を入れて、面接の場を大切にしているからこそ、社長が直々に面接を行うわけです。しかし、当然のことながら、どのパチンコホール企業の社長もとても忙しいのです。面接に割ける時間は決して無限ではなく、だからこそ、限りある時間の中でいかに転職希望者の話を聞けるかということに注力しています。そのため、要点をなかなか話さずに遠回りばかりしていると心証は上がることはほとんどないでしょう。
忙しい社長を例に出しましたが、社長でなくても、面接官は忙しい時間の合間を縫って面接を行っています。それを理解した上で、面接の場では、要点を簡潔に話す工夫をするようにしましょう。質問をされたら、最初にその質問に対する答えを端的に述べるということを意識するといいです。
2.無意識に足を組んでしまう
私が転職希望者と行っているのは、面接ではなく、面談です。なので、気持ちを落ち着けて、リラックスした状態で話をしてほしい気持ちはあります。なので、私の前で足を組むことは構いません。しかし、この「リラックスしているときは足を組む」という状態がクセになってしまうととても厄介です。面接の場でも足を組んでしまう危険があるからです。
求人企業の面接官によっては、転職希望者の緊張を感じ取ると、「リラックスしてくださいね」と気持ちを和らげようとしてくれる人がいます。そのまま雑談をしながら、面接へ……。しかし、この場合、面接官は転職希望者に対して、「友達のようにフランクに話してほしい」と思っているわけではありません。なので、肩の力を抜きすぎて足を組んでしまうと印象を悪くしてしまいます。転職希望者が足を組んで気にしない面接官もいますが、大抵は、「マナーがなっていない」とマイナス評価がついてしまう可能性が高いのです。
クセで無意識に足を組んでいる転職希望者も少なくないので、今一度自分の行動を客観的に見てみてほしいと思います。
3.リアクションがとても薄い
ほとんどの転職希望者が、私が話をしているときは、うなずきながら耳を傾けてくれていますが、たまに、全く反応がなく、話を聞いてくれているのかどうか不安になることがあります。
求人企業の面接では、短い時間の中で、転職希望者のことを知ろうと、面接官はいろいろな話をしたり、質問をしたりします。そこで、転職希望者の反応がまったくないと、「本当にわかってる?」と不安になり、悪印象を持つ恐れがあります。なので、人の話を聞くときはきちんと相手の目を見たり、うなずいたりして、しっかり「聞いている」ということをアピールするようにしましょう。
このように面談では、実際に転職希望者と話すからこそ気付くことがたくさんあります。転職希望者の中には、今の仕事を続けながら転職活動をしていて、とても忙しい人もいます。しかし、面接前には一度、自分の態度や言葉遣いなど、客観的に見てもらう機会をつくった方がいいでしょう。
4.まとめ
面談をしていると、今後の面接における転職希望者の気になる点が見えてくることがあります。質問に対する答えが的を得ていない、足を組むなどして態度があまり良くないという印象を持たれてしまう、きちんと話を聞いてくれているのかどうか不安になってしまう等……。求人面接の前には一度、自分の言動を客観的に見てもらう機会を設けるのがオススメです。入念に準備をして、万全な状態で求人企業の面接に臨みましょう。