求人企業に悪印象を与えない「待遇面についての尋ね方」
パチンコ転職ポイント 2018/4/3
求人企業の面接で、転職希望者の行動が、自分の意図したように求人企業側に受け取られず、誤解を招いてしまうケースがあります。そのようなことが特に起こりやすいのが、求人企業の面接で、給与や福利厚生など、「自分のメリット」ばかり質問をしてしまったときです。
給与面や福利厚生などについてばかり質問すると、入社を希望している動機を誤解されてしまいかねません。「この人は給与や福利厚生などの待遇面ばかりを気にしていて、うちの会社のビジョンや経営方針を全然理解していないのではないか」と思われてしまうこともあるのです。なので、そのような質問ばかりに偏ってしまうことは、あまりいいことだとは言えません。
しかし、だからといって金銭面などの質問をまったくしないわけにもいきません。もしその求人企業から内定が出た場合、転職希望者がそのパチンコホール企業に入社するか否かを判断するための大切な材料になってくるからです。
では、そのような質問をする上で、どのような点に気を付ければいいのでしょうか。今回は、求人企業に誤解されない、給与や福利厚生などの待遇面についての上手な聞き方について考えていきます。
1.「伝え方」が大切
このように、給与や福利厚生などの待遇面に関する質問が、転職希望者にとって絶対聞いておきたいポイントですが、一方で、聞きすぎてしまうと求人企業から悪い印象を持たれてしまう原因にもなりかねません。
実際に、転職活動のお手伝いをしていると、「待遇面は気になるが、選考のどのタイミングで、どのように質問すればいいのかがわからない」「求人企業から給与についての希望が聞かれたときの適切な回答がわからない」といった相談を受けることも少なくないのです。やはり、転職希望者にとって、「待遇面について質問すること」は面接においてとても大きなネックとなっているのです。
待遇面に関する質問ですが、私は「伝え方さえ間違えなければ、一次面接で質問しても問題ない」と思っています。
ここでいう「間違えた伝え方」というのは、「自分の主張ばかりをしてしまうこと」です。それをしないように気をつけることさえできれば、一次面接のときに待遇面について質問しても大丈夫です。
2.間違った伝え方
間違った伝え方というのを例で見てみたいと思います。
求人企業の面接に同席していると、
「前職で、年収が◯◯◯万円だったのですが、同じくらいもらえますか?」と質問したり、「同じくらいほしいです」と主張したりする転職希望者がいます。
このように、お金について直接聞いたり、自分の要望を全面に出したりすると、「金銭面だけで会社選びをしているんだな」と求人企業から誤解されてしまう可能性があります。もちろん、金銭面で会社を選ぶことは悪いことではありません。しかし、それをはっきりと言われてしまうと、いい気がしないのも求人企業の本音です。それを理解した上で、できるだけ婉曲に伝える努力をしてほしいと思います。
3.伝え方にひと工夫を
では、どのように伝えれば誤解されずに質問を投げかけることができるのでしょうか。
ひとつの例として、よく転職希望者に伝えているフレーズがあります。
「まだ御社で実績が出せていないので御社の規定にお任せしたいのですが、可能であれば、前職に限りなく近い金額だと幸いです」
求人企業に対して、下手に出て最終的に合意できかねる金額で妥協する必要はありません。しかし、自分の実績が次ぎの会社でどこまで通用するかは未知数であることを前提に希望を伝えた方が話は円滑に進むでしょう。
新しいパチンコホール企業で組織の一員として働くには回りとの調和も大切です。そのため、転職希望者のすべての希望を、求人企業側が汲み取るのはなかなか厳しいことです。その点を理解した上で、待遇面と先々のキャリアアッププランを確認しながら、より良い転職先を探していってほしいと思います。
4.まとめ
転職希望者が気になるポイントである給与や福利厚生などの待遇面。入社する前にしっかり把握しておきたいと、面接時に質問しようと思っている転職希望者が多いかと思います。しかし、直接的に聞いたり、自分の要望ばかりを話しすぎてしまうと、求人企業から悪印象を持たれてしまう恐れがあります。
質問すること自体は問題ないので、できるだけ婉曲に質問するなど、伝え方を工夫してみてほしいと思います。