転職は「絶対評価」で求人企業を判断すべき理由
パチンコ転職ポイント 2018/6/7
パチンコ業界のみならず、さまざまな業界の転職活動において、どうしても避けては通れないのが面接です。
その他にも適正試験や一般教養の試験、機械台の調整などの実技の試験が行われることがありますが、その中でも面接は答えがないという側面において、転職希望者にとって難関になるでしょう。
面接で転職希望者を評価する方法には「相対評価」と「絶対評価」があります。
「相対評価」は複数の転職希望者との面接を行い、その中から「最も良い」と思われる人財を採用するものです。
一方で「絶対評価」は求人企業が定める「採用のライン」を達していない限り誰も採用しないということ。
パチンコ業界では、前者の「相対評価」を用いて面接を行っている求人企業が多いのです。
1.メリットとデメリット
求人企業から見て「相対評価」のメリットは、採用担当者がやりやすいという部分にあります。
その場にいる複数人の転職希望者を比べればいいのですから、たとえ基準がなくとも、「この人はいい」「この人は悪い」と振り分けることが可能です。
一方で「絶対評価」は、会社の方針として定めた「採用ライン」がなくてはいけません。
この「採用ライン」は決して簡単に定められるものではないので、なかなか用意することができないでしょう。
なので必然的に「相対評価」で面接を行う求人企業が多くなるのです。
一方で、「相対評価」にもデメリットがあります。
それは、一般的に高い水準を持った人財を逃してしまう可能性があるということです。
「一人採用」と決めて面接を行えば、「最も良い」とされる人以外をすべて不採用にすることになります。
しかし、不採用となった中にも、一番には及ばずとも高い能力を持った人財や、求人企業の求める能力を持った人財がいることもあります。
しかし、「相対評価」となると、このような人を逃してしまう可能性があるのです。これはとてももったいないことです。
とはいえ、このような後悔が「絶対評価」にないかといえばそうではありません。
ギリギリで合格ラインに達していないから不合格にしたものの、その後なかなかそのレベルの転職希望者が現れず、「あのとき採用していれば……」と後悔することも、当然あるのです。
そんな「絶対評価」のメリットは、言わずもがなですが、「自社にマッチした転職希望者を採用することができる」ということです。
自分の会社に相応しい人財のみが入社し、結果的により強固な組織が生まれたり、大きく売上を伸ばしていくことに繋がることもあるでしょう。
2.転職希望者も「絶対評価」を行う
転職希望者にも同じことがいえます。複数内定をもらったら、どこに入社するか迷ってしまうでしょう。
内定をもらったうちから入社先を決めるか、まだ転職活動を続けるか……。
このように迷った場合、転職希望者にはぜひ「絶対評価」をしてほしいと思います。
つまり、希望条件をしっかりと定めて転職活動を行い、「希望条件を満たしているかどうか」で判断してほしいということです。
なぜなら、その方がのちのち後悔する可能性が低くなるからです。
もちろん、給与や福利厚生などの条件を比較して、「この中ならば一番いいな」と思える企業に入社して「ここにして良かった」と感じる転職希望者もいるでしょう。
しかし、働いている中で「やっぱりあそこで妥協しなきゃ良かった」「結局前の会社を転職した理由が改善されていない」などと後悔することもあるのです。
なので、転職活動を始める前には「どうしても譲れない希望条件」などを定めて、軸を持って活動してほしいと思います。
そうすることで、「ここに転職して良かった」と心から思える求人企業と出会うことができるはずです。
3.まとめ
求人企業の面接では、「相対評価」と「絶対評価」ふたつの評価方法があります。
「相対評価」は、複数の転職希望者と面接をして、その中で「最も良い」と思える人を採用することです。
一方で「絶対評価」は、会社として「採用ライン」を設けて、そのラインに達していない転職希望者はすべて不採用にするというやり方です。
どちらにもメリット・デメリットはありますが、「絶対評価」は採用ラインを定めるのが難しい分、パチンコ業界では「相対評価」を行っている企業が多いです。
しかし、「絶対評価」で採用した転職希望者は、より自社に合っていて期待できる人財であるケースも多いのです。
なので、転職希望者も複数内定が出て迷った場合は、あらかじめ定めた「絶対に譲れない希望条件」を満たしている企業に転職してほしいと思います。