転職希望者とキャリアアドバイザーの関係性
転職雑記 2018/6/13
今回は、当社のパチンコキャリアへの登録をきっかけに知り合い、転職支援とは別の形でお付き合いさせていただいた転職希望者・Oさんをご紹介したいと思います。
1.転職希望者との出会い
もともとは、転職を考えてパチンコキャリアに登録したOさん。最初に問い合わせがあったのは、今から3年ほど前のことになります。
在籍企業では主任職を任されていて、順調に仕事を続けていましたが、入社してから新規出店が一切ないところに不安を感じ、また、現在の会社の状況が変わらない限り、今以上のキャリアを見込めないことから転職を考え始めたそうです。
Oさんとは、さっそく面談を行いました。前述の転職背景から、求人企業に求める条件、ご自身のキャリアビジョンなどをうかがい、総合的に主任職経験社が力を発揮できると思われるパチンコホール企業を何社か紹介しました。
ところが、打ち合わせを進める最中に、Oさんの在籍しているパチンコホール企業の運営方針が変わりました。そして、本部機能を強化するために店舗から本部への異動者が出た結果、なんとOさんが店長に昇進することになりました。
晴れて店長職に就くことになったOさんは、その時点で転職活動は中止することにして、今のパチンコホール企業に腰を据え、店長として働き始めることになったのです。
結局我々はOさんの転職活動をお手伝いしたわけではないのですが、今でもOさんとは定期的に情報交換を行う関係です。我々はOさんの会社や、現場が抱えている問題などを知ることができて、Oさんは業界の動きなどを知ることができます。これはお互いにとって得のある関係であり、今後も大事にしていきたいつながりです。
2.キャリアアドバイザーの心構え
転職支援サービスのキャリアアドバイザーは、転職希望者の転職を支援することが最大の仕事になります。そのためには転職希望者自身のことを知る必要があります。しかし、初対面の相手に心を許して話をすることはかなり難しいことです。ましてや、人生において比較的比重の大きい「仕事」についての話をするのです。ある程度信頼関係が築けていなくては、転職希望者の素直な気持ちは聞けません。
なので、キャリアアドバイザーはまず、「自分を知ってもらうこと」から始めています。相手に心を開いてほしければ、自分から心を寄せて、接していかなくてはいけません。これはキャリアアドバイザーという仕事だけではなく、人付き合い全般に言えることでしょう。自分自身の経歴や経験、仕事への取り組みなどを話して、「ただのキャリアアドバイザー」から「ひとりの人間」として付き合ってもらえるように努力します。
Oさんと良好な関係を築いていけるようになったのは、これらに加えて、Oさんが興味のある情報を定期的にお伝えすることができたからだと思っています。
Oさんとは年齢が近く、共通の話題があったのも幸いしましたが、基本的に、店舗で働いているとなかなか知ることのできない業界の動きや、転職に関するQ&Aなどを包み隠さずにお伝えしました。
私たちは、キャリアアドバイザーという肩書きこそありますが、転職希望者とは「パチンコ業界で働く者」という括りにおいてはいわば同士といえます。転職希望者の転職を支援するだけでなく、パチンコ業界で一緒に働く人間として、「より業界を盛り上げていきたい」と考えて、情報交換をしたり、いい出会いにつなげたりしているのです。
たとえ転職しなくても、Oさんとの付き合いのように、せっかく出会ったご縁を大切にしたいと思っています。
なので、本格的に転職を考えていない場合でも、「情報を得たい」「つながりをつくりたい」「相談に乗ってほしい」などの気持ちがあれば、ぜひパチンコキャリアを活用してほしいと思います。
3.まとめ
転職希望者の中には、「転職支援サービスに登録したら転職しなくてはいけない」「少なくとも面接は絶対に受けなくていけない」と思っている人がいます。
しかし、当社のパチンコキャリアでは、登録したからといって、無理に転職を勧めるようなことは決していたしません。ちょっと情報を得たい、相談に乗ってほしい……など、少しでも「専門的な第三者」の意見が欲しくなったときは、ぜひ軽い気持ちで活用してみてほしいと思います。