回答例をまじえて解説! 効果的な逆質問とは?
転職雑記 2018/7/3
パチンコ業界での転職のみならず、転職活動の求人面接ならば、大抵最後に「何か質問はありますか?」と求人企業側から尋ねられることがあります。これが、「逆質問」と呼ばれる、昔から転職希望者の頭を悩ませるものです。
以前から、面接での求人企業側からの最後の質問は、「求人企業に対しての最後のアピールタイム」といわれており、ここでうまく答えることができれば、採用の後押しになる可能性があります。
しかし、ただでさえ焦ってしまう面接中に「何か質問はありますか」と言われても、急にはうまく答えられません。なので、逆質問は求人企業に合わせて、事前に何パターンか用意しておく必要があります。
今回は、求人企業への逆質問として、求人企業側の印象が良かったケースについて見ていきたいと思います。
1.同じ境遇の転職希望者の姿を聞く
同じパチンコ業界での転職となると、やはり求人企業での職位や活躍が気になるところでしょう。主任職として入社した転職希望者であれば、「何年で店長になれるか」「キャリアアップのスピードはどの程度か」などと尋ねるよりも、「自分と同じように主任職で入社した転職希望者の近況を教えてください」などと質問した方が、より自分でもしっかりと考えている姿勢をアピールすることができます。
わかりやすい回答を得ようとせずに、ある程度自分で考えた上で質問する、ということが、逆質問において非常に重要になってきます。自分自身が入社したイメージを描き、その上で、考えてもわからないこと……入社数年後の状態を聞き、求人企業とディスカッションすれば、面接ではいい印象を与えられるでしょう。
2.市場環境や競合店状況を聞く
パチンコホール企業での面接で転職希望者がする逆質問として比較的多いのが、「今後の事業計画や新規出店予定の有無について」です。この質問は、転職希望者が5人いれば必ず聞くような質問であり、求人企業側からしても「またか……」となりやすいものです。
というのも、大抵の場合は、求人企業のホームページ内に、今後の事業計画やビジョンなどはきちんと掲載されています。隅から隅まで目を通さなくても、わかりやすい位置に書いてあることがほとんどでしょう。それほど基本的な情報なのにもかかわらず逆質問で聞いてくるというのは、求人企業側にあまりいい印象は残しません。むしろ、「何も準備せずに、聞きやすいところを聞いてきた」と悪印象を与えてしまう可能性もあるのです。
それでも、求人企業の今とこれからは転職希望者にとってとても重要なことでしょう。
そのためには、将来的な話をするのではなく、より現実的な話に持っていくようにするといいです。「この地域のパチンコホール企業の特色を教えてください」「一番競合しているパチンコホールはどこですか」などと、現状に対する質問をした方が、求人企業にはいい印象が残るのです。
3.面接内を掘り下げて聞く
求人企業の面接内容をしっかり聞いているなと思われるのが、確認や掘り下げの質問になります。「風通しの良い社風とありましたが、具体的なエピソードを教えて下さい」「チームワークが良いとありましたが具体的に取り組んでいることを教えてください」などと、「先ほどの面接内容、ないしはホームページでの情報を確認した上で掘り下げて質問する」ということができれば、求人企業側には良い印象を与えるはずです。
これらの質問は、面接に集中していれば、必然的に出てくる内容でしょう。また、面接を行っている採用担当者に対して、「このパチンコ企業を選んだ理由はどんなところですか」「仕事をする上で一番喜びを感じる点は何ですか」などと質問するのもいいです。面接中に採用担当者がどのような部分を熱く語っていたかを踏まえて質問するといいでしょう。
4.まとめ
逆質問で大切なことは、「どれだけ求人企業に対して興味を持っているか」ということです。面接中に話したことを繰り返したり、ホームページ上にある情報を確認したりするのは、求人企業に真剣に向き合っているとは言いがたいような印象を与えかねません。なので、「今まで得た情報を進展させて」「より現実的に」質問を考えてみるといいです。
面接での最後のアピールポイントだと思って、後悔のないように逆質問をするようにしましょう。