パチンコホール企業の選考は書類作成時から始まっている
パチンコ面接ポイント 2018/6/26
パチンコ業界での転職のお手伝いをしていると、求人企業の面接を受けるときに注意すべきことについて質問する転職希望者が多くいます。
転職活動において、求人企業の面接というのは非常に比重が大きく感じられるので、気になるのも無理はないと思います。
しかし、求人企業が採用の可否を考える際、重要なのは面接内容だけではありません。意外と何も考えずに何となくでやってしまいがちな書類選考から、転職活動は始まっています。当然のことながら、書類選考で見送られてしまっては、面接に進むことはできません。
今回は、書類選考で見送りになってしまわないために、書類作成時の注意点について考えていきたいと思います。
1.「志望理由」は非常に重要
パチンコ業界未経験の転職希望者や、一般職経験のみの転職希望者の志望理由で「接客が好きだから」というのは、書類選考でNGになる可能性があります。
「接客が好きだからパチンコ業界を志望した」というのは、一見理にかなっているように見えるかもしれませんが、「数ある接客業の中から、なぜパチンコ業界の接客を志望したのか」という点において疑問が生まれます。ただ単に「接客が好きだから」というと、極端な話、「じゃあ、飲食業界でもいいんじゃないの?」と思われてしまうのです。これでは、書類選考で残念ながら弾かれてしまうでしょう。
なので、「接客業の中でも、なぜパチンコ業界を選んだのか」という部分に着目して答えを考えなくてはいけません。
志望理由は書類選考でほとんどの求人企業がチェックする項目なので、適当な気持ちで準備するのはNGです。転職希望者の思いを知るポイントとして重要視しているパチンコホール企業が多いので、志望理由でしっかりと求人企業に対してアピールしてほしいと思います。
2.いかに自分の思いを伝えられるか
書類選考において、志望理由は非常に重要であるということはわかっていただけたかと思います。その上で書類作成で大切なのは、「転職希望者自身の意志がしっかりと見えてくる文章かどうか」ということです。
求人企業は、書類選考時に転職希望者が「自社に貢献してくれるか」「利益をもたらしてくれるか」「パチンコホールの現場にいい変化をもたらしてくれるか」……などということを見極めようとしています。もちろん、書類選考だけでわかることではないですが、そのような片鱗を感じさせるかどうかで、実際に顔を見て話すに至るかどうかが決定されるのです。
特に未経験者や若い転職希望者だと、パチンコ業界でのスキルなどがまだ身に付いていないことが多く、今後のキャリア形成を考えるなど、長期的な視点で採用を行う場合が多々あります。
そのため、「すぐに辞めてしまわないかどうか」という部分も大きなポイントになります。長期的な育成計画のもと知識やスキルを身につけるための様々な教育を行っても、すぐに辞めてしまっては自社の利益にはなりません。人材育成にかかるコストは非常に大きいので、むしろマイナスになってしまうでしょう。
たとえ未経験であっても、長く自社で働いて貢献してくれる転職希望者を採用し、育成していきたいと考えているのです。書類選考では、その点を読み取ろうとしている部分も大きいでしょう。
3.面接に進むために
ただ単に経歴や情報を記載すればいいと思っている場合、書類作成にそれほど時間を割く必要なないと感じている転職希望者がいるかもしれません。むしろ、作業としてとらえている場合もあるでしょう。
しかし、転職希望者の選考は書類から始まっており、転職活動においてとても重要なものです。書類上で、志望動機を記入する際は、パチンコ業界で働くにあたっての目標を明確にして、そのパチンコホール企業で頑張りたい、貢献したという気持ちを精一杯アピールしてみてほしいと思います。
そのポイントを押さえれば、書類選考での通過率がグッと上がり、面接に進むことができるはずです。
4.まとめ
パチンコホール企業の選考は、書類作成と同時に始まっているといっても過言ではありません。特に、履歴書の「志望理由」の欄は、しっかりとした考えをもって記入してほしいと思います。
書類選考では、文章でしか転職希望者の思いをはかることができないので、わかりやすく、疑問点が生まれないような簡潔な文章を心がけてほしいと思います。そうすることで、次のステップである面接に進める確率がグッとアップするでしょう。