「Iターン・Uターン」転職を考えるときに大事なこと
転職雑記 2018/7/12
「Iターン・Uターン」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
もしかしたら、新卒のときに「Iターン・Uターン」をポイントに就職活動を進めていったことがある転職希望者がいるかもしれません。
「Iターン」とは、出身地とは異なる場所で就職をすることです。特に、都市部から地方への就職を指すことが多いです。また、「Uターン」とは、出身地から都市部に移住した人が、再び出身地に戻って就職することです。新卒者の場合は、大学進学時に都市部に移住したものの、出身地に戻って就職することを指します。
新卒者の就職活動だけでなく、転職活動においてもこのような現象が見られることがあります。若い人が地方に訪れたり、故郷に戻ったりしてパチンコホール企業に転職することは基本的に歓迎されることです。しかし、「都会のパチンコホール企業に疲れた。地方なら楽だろう」などと安易な考えでIターン・Uターン転職をすると痛い目に遭うこともあります。今回は、「Iターン・Uターン」転職で気を付けるべきことについて見ていきたいと思います。
1.「その土地で働きたい理由」はNG
パチンコ業界でIターン・Uターン転職を考えている転職希望者は、どのような志望理由を考えているでしょうか。
ここで注意してほしいのが、「勤務地ありきの志望理由になってしまわないようにすること」です。たとえば、「生まれ育った地で働きたいから」「家庭の事情で親の傍で働きたいから」「子どもを自然の多い環境で育てたいから」……など、「その土地で働きたい理由」になってしまっているのはNGです。
求人企業から、「じゃあこの土地にある他のパチンコホール企業でもいいんじゃないの」と思われてしまうことがあります。むしろ、「パチンコホール企業じゃなくても、この土地にある会社なら何でもいいんじゃないの」と思われてしまうこともあるでしょう。これでは、求人企業にいい印象を与えることはできません。
2.そのパチンコホール企業を志望する理由
では、どのように答えるのがいいのでしょうか。
意識してほしいのは、「Iターン・Uターン」転職だからといって、特別土地に対する思い入れを語る必要はないということです。
土地にとらわれずに原点に立ち返り、「そのパチンコホール企業を志望する明確な理由」を考えてみてください。勤務地に関することだけでなく、たとえば、主任職経験者であれば、その上のキャリアビジョンや、今後パチンコ業界でどのような成長をしていきたいかを踏まえて、志望理由を話すようにしましょう。「御社でならば実現できる」という目標をはっきりと話す必要があります。
3.順応性があることをアピールする
また、もうひとつポイントがあります。それは、環境への順応性をアピールすることです。同じ遊技台を使うパチンコ業界ですが、場所が変われば営業方法や客層が変わります。パチンコホールでは特に「地域密着型」を謳っているところが多く、地域社会のことをよく理解して、そこに住む人々に合った営業をしていくことが求められます。
そのため、その土地ならではの文化性を身につけていれば、比較的有利なアピールになるでしょう。ただその土地に関する知識を披露するのではなく、「これを知っているので、◯◯に活かせる」などと、「御社をより良くすることができる力を持っている」というアピールにつなげていくようにしましょう。
パチンコホールも、年々首都圏に店舗は集まるようになり、労働人口も都市部に集中しています。地方企業が採用に困っている中、パチンコホールの役職経験者であれば即戦力として、多少採用に有利になることはありますが、当然それだけでは採用に至りません。
「地方ならすぐに採用が決まる」と驕っていると辛い転職活動になってしまいますので、謙虚に真摯に転職活動を進めていくようにしましょう。
4.まとめ
「Iターン・Uターン」転職を考えて転職活動を進める際のポイントは、その地域で働きたい理由ではなく、「その求人企業で働きたい理由」を明確にすることです。
また、環境への順応性があることや、その土地の文化性を理解していることなどがポイントになります。いずれも、「御社に入社したらできること」を挙げながら、アピールにつなげていくようにしましょう。