求人企業に合った職務経歴書を書くこと
パチンコ転職ポイント 2019/3/16
転職活動を行う際、面接時には履歴書とともに職務経歴書が必要になります。
特に主任職以上を経験した人であれば、自分自身のキャリアアップの履歴や経験したパチンコ店舗の概要、取り組んだ業務内容や実績値など、多くのアピールできる項目があります。
この職務経歴書については、一度作成したら、転職活動中に手直しをする人はあまり見られませんが、実は求人企業により求める経験値や人物が違うため、職務経歴書も求人企業により内容を変えた方が良いのです。
1.ターゲッティングで書類選考突破率が上がる!
履歴書における志望動機や自己PRは、応募企業ごとに作成するのが基本ですが、職務経歴書の作成は、手間も時間もかかります。
また、これまでどんな仕事をしてきたかという事実は変えられません。そのため、「職務経歴書は一度つくったらそれで終わり。あとは使い回すしかない」と考えてしまいがちです。
しかし、応募企業ごとにアレンジしたほうが書類選考を突破する確率が格段にアップします。職務経歴書も応募企業に合わせた内容の“ターゲッティング”が大切なのです。
2.アピールポイントの整理
求人企業別に職務経歴書を作成するためには、先ずは自分自身の経歴と業務内容の整理をすることが必要です。
主任職経験者であれば、「どのような異動や年月を経て役職に昇進したのか=キャリアアップ遍歴」「どのようなパチンコ店舗を経験してきたのか=数値や競合環境、スタッフ掌握」「どのような業務を担ってきたのか=パチンコ店における専門スキル」など、これまでの業務経歴の整理をしてみましょう。
近年では、1000台を超える大型店舗での経験や、多様なレートの低貸営業経験、各台計数店舗経験など、求人企業に伝えられるポイントが多くありますので、事前にしっかりと整理しておいてください。
3.募集内容に合わせてアレンジ
転職希望者の職務内容が整理できたら、次にどの部分を強調するのか、という作業になります。
これまでの職歴をただ羅列したままでは、採用担当者が知りたいことが分かりにくく、「この応募者は何をアピールしたいのだろう」と思われ、良い印象を残せません。
また、求人企業が求めている内容に沿っていない内容もNGとなります。例えば、パチンコ店の現場で推進力を発揮できる主任職経験者を求めている求人企業に、パチンコ専門スキルの経験などを得意業務として記述しても、あまりアピールに繋がりません。
また、数年間新規パチンコ店の出店が無い求人企業に、グランドオープンでの経験や回数を記述しても、やはりアピールは弱いものとなってしまいます。
自分が伝えたいことではなく、「相手が知りたいことを軸に構成」することが重要です。求人企業の求める人物像やスキルは何かを把握した上で、それに向けた職務経歴書を作成してください。
4.求人企業の募集背景を知る
求人企業の募集背景を知るためには、「転職支援企業からの情報収集」「求人誌やホームページからの情報収集」「パチンコ業界の時流と求人企業状況から考察する」「パチンコ店舗に出向いた情報収集」など、方法はいくつもあります。
転職者の経験や実績を最大限にアピールするための情報収集を、怠らないようにしましょう。
5.事実は変えずに見せ方を変える
とはいえ、志望動機や自己PRのように、ゼロからつくり直す必要はありません。先方が採用したいと考えているポイントや人物像を想定したら、あとは、それに合わせて経歴の中から必要な部分を強調すれば良いのです。
職務経歴書の中に「要約」の項目があれば、その部分を変えるだけでも違ってきますので、しっかりとアピールしてください。
事実は変えられませんが、見せ方は変えられます。その手間を惜しむと、書類選考突破の確率はなかなか上がらないものとなります。
職務経歴書の目的は、これまでの経験や実績、実務能力のアピールをすることですが、経歴をただ漫然と並べてもアピールにはなりません。
やはり、求人企業の募集内容を踏まえて戦略的に編集することが必要となります。採用担当者は職務経歴書から応募者の書類作成能力やプレゼンテーション力も判断するので、内容のターゲッティングを間違えないようしっかりと作成してください。