求人企業の構想をつかむことが内定への第一歩
パチンコ転職ポイント 2019/8/20
パチンコ企業の本部で景品部に在籍していた20代中盤の主任職経験者・Bさんから転職相談がありました。
1.異業種から再びパチンコ業界へ
Bさんは高卒でパチンコ企業に入社し、4店舗のパチンコ店経験を経て本部に異動した後、景品部に2年ほど在籍していました。Bさんが勤めていたパチンコ企業は低貸営業を始めて以降、一般景品の品揃えには特に力を入れており、Bさんも自分自身の力で景品業者の開拓や折衝を行うなど、高いモチベーションを持って業務に取り組んでいたのです。
しかし、業績の低迷によって景品部がなくなることが決まり、Bさんは自身のキャリアプランを考えた結果、パチンコ業界を離れました。
そこで一生懸命に働きながらも、過酷な労働環境とモチベーションの上がらない業務内容という壁に突き当たり、自分に合った仕事とは何かを考えた末、再びパチンコ企業の本部で企画や営業の仕事に就くことを希望し、転職活動を始めたのです。
2.景品に力を入れているパチンコ企業
パチンコ転職支援サイトでは、「経理」「人事・総務」「営業」などの本部職の求人を出している企業はあまり多くありません。
そのため、Bさんは転職支援サービスを利用しながらも、なかなか希望に合った求人企業を見つけることができませんでした。
しかし、転職活動を始めてから2週間が経った頃、景品部の立ち上げを考えているパチンコ企業にBさんを紹介し、面接が行われることになりました。
Bさんは面接の場で、過去に自身が取り組んだ「売上を伸ばすために取り組んだ施策」「新景品の企画・導入に関する業務」だけでなく、秘書業務や研修講師などを幅広く行ってきたことをアピールしました。
また、その経験によって入社後の自分は何ができるのかを的確に求人企業に伝えた結果、内定をもらえたのです。Bさんは現在も転職先で、これまでの経験を活かして活躍し、景品部を引っ張っていく存在になっています。
3.まとめ
自身のパチンコ業界での知識や経験を活かせる求人企業に転職するためには、転職希望者が自らしっかりアピールすることが何よりも重要です。
自分自身では求人企業で大きな力を発揮できると思っていても、「実際に何ができるのか」「それが会社にとってどんな成果をもたらすのか」を伝えることができなければ、面接者の心を動かすことはできません。
今回は景品部の求人が出ていたわけではなかったものの、求人企業の構想と転職希望者の経験がピッタリと合致したことで、内定につながりました。しかし、これは決して特殊なケースではないのです。
求人募集をするということは、企業は必ず何らかの目的や構想を持っています。ですから、面接を受ける際には求人企業がどのような構想を持って転職希望者を必要としているのかをしっかり理解し、自分がそれに当てはまる人材だということを具体的に示すことができれば、良い結果につながりやすくなるでしょう。