「ホール店員にパチンコの知識は要らない」は本当?
パチンコ店の仕事・スキル 2019/8/29
全国のパチンコホールで働く店員のうち、パチンコ・パチスロを遊技したことのない人の割合はどれくらいでしょうか。
ホール店員になるには特別な知識や技術は要りません。そういう意味でパチンコ業界は、とても間口の広い業界だと言うことができ、実際に1回もパチンコ・パチスロで遊んだことのない状態で働き出したとしても、仕事をしていく中で少しずつ知識は身についていきます。ただし、パチンコ・パチスロの知識や遊技経験は「あった方がいい」のは言うまでもありません。
今回は「知識は要らない」という建て前と「知識や遊技経験はあった方がいい」という現実を掘り下げていきます。
1.知識や遊技経験があることのメリット
パチンコ・パチスロの知識や遊技経験があることのメリットは、言うまでもなく、仕事をスムーズに行えること。そして、お客さんと深いコミュニケーションが取れることです。
機械のメーカー、スペック、特徴などを一通り把握していれば、台を一目見ただけでどんな状態なのか、何が起きているのかを理解することができ、不意のトラブルにも対処しやすくなります。
また、お話好きなお客さんや常連さんともパチンコ談義に花を咲かせることができ、良い関係を築けるでしょう。
一定の知識さえあれば、「やってはいけないこと」に自分で気づくことができ、余計なトラブルを避けられるのです。
2.知識や遊技経験のないスタッフへの対応
仕事に必要な知識は、研修や実務の中で少しずつ覚えることができるでしょう。
ただし、もともとパチンコ・パチスロが大好きなスタッフとの知識の差は簡単には埋めることができません。だとすれば、知識や遊技経験のない状態で業界に入ってきたスタッフにどのような対応をするべきでしょうか。
プライベートな時間を使って遊技しろと言うのは難しいでしょう。
しかし、ホールスタッフに豊富な知識があれば、お客さんとのコミュニケーションもスムーズになり、提供するサービスの向上にもつながっていきます。
無理強いをすることはできませんが、休憩中にパチンコ・パチスロの話を振ったり、知識の豊富な店員が自身の経験談を語ったりするだけでも、知識や遊技経験のない状態で業界に入ってきたスタッフにとっては得るものがあるはずです。
3.まとめ
パチンコ業界をはじめ、求人情報で「未経験者大歓迎」と大きく謳っている業界は少なくありません。
とはいえ、いつまでも業界知識のない状態だったり、パチンコ・パチスロの楽しさを知らない状態でいいのでしょうか。自分たちが扱い、提供しているサービスの「良さ」「楽しさ」を理解することは何よりも大切なはず。それが、自分の仕事に誇りを持つことにもつながっていきます。
そうした方向へ新人スタッフをきちんと導いてあげることも、店長や役職者、先輩スタッフの役目のひとつなのかもしれません。