遊技中に立ち見されると嫌な気分になる?
パチンコのユルイ雑学 2020/6/11
パチンコ店で打っている時、ときどき後ろに立って見る人がいます。
短い時間なら特に気にすることもないですが、数分、あるいは10分以上見続けられ「なんか嫌な気分になった」という経験はありませんか。
後ろに立って見ることは、ほとんどのパチンコ店ルールにある「遊技しない方の立ち見、立ち話しはご遠慮ください」の範疇です。
このルールの目的は「通行の邪魔、通路内混雑の解消」ですが、「パチンコ、パチスロの遊技マナー」にも該当してきます。
派手なギミック作動や光や音の演出が発生すると、周囲の注目を集めることはしばしばあります。
数万分の一のプレミアム当たりや連続大当たりなどで“ギャラリー”を集めると「快感」になることもあるかもしれませんが、逆に「期待度の大きい演出がハズレた」時などはストレスが倍増、恥ずかしい気持ちになることも・・・。
深くハマり、大当たりがなかなか来ない場合などは、ヤメ時を虎視眈々と狙われてそうで、落ち着かないような気分になります。
後ろに立って見ている人が「どのような意図で見ているのか」は人それぞれだとは思いますが、いずれにしてもあまり気分のいいことではありません。
果てしてこの感覚はなんなのか?
ある雑誌に、現代の若い世代はいわゆる「視線耐性」が弱いという記事がありました。
別な調査でも7割近い人は他人の視線が「ストレスになる」と答えています。
確かに「他人の視線」については、一般的に苦手な人が多いでしょう。でも、これは若い世代に限ったことではありませんし、反対に視線が「気持ちいい」と感じる人もいます。
それにパチンコ店では「本人」が見られるのではなく、「本人が打っている遊技台」が見られるわけですから、イヤな感じは「視線耐性」とは似て非なる感覚です。
どうやら、パチンコ店での「立ち見問題」のポイントは、「邪魔な行為」や「視線がイヤ」と言うより、「独占欲」に関する所にありそうです。
つまり、遊技中はその台を「独占」している状態で、その遊技台から発せられる「情報」も自分だけのもの(台上データやホールコンピュータ上の情報は除きます)という感覚。「俺の台」という表現をする人もいるくらいです。
だから他人がその「情報」を大当り、ハズレ、リーチ演出に限らず直接「横取り」するような行為は「不快」と感じるのではないでしょうか。
「他人が遊技している台を見ることに問題があるのか?」といわれると、突き詰めれば問題はありません。
でも、この「独占欲」からくるお客さん同士のトラブルを未然に防ぐため、ほとんどのパチンコ店で「立ち見はご遠慮ください」というルールを設けているのだと思います。
もしパチンコ店で他人が遊んでいる台を見る時があるとしたら、“チラ見”くらいがマナーだと覚えておきましょう。