業界が嫌がった数字は何?
パチンコのユルイ雑学 2020/9/24
数字の「7」はとても縁起の良い数字として業界では優遇されている数字でしたが、今回は逆に嫌われる数字について調べてみました。
パチンコ業界ではどのような数字が嫌われているのか? また、日本や海外でどんな数字が嫌われているのでしょうか?
「嫌われる数字」や「避ける数字」は、難しい言葉では「忌み数」(いみかず)と呼ばれています。
分かり易く言うと“不吉”だとして避けられてる数字のことです。その根拠は数字の音韻や語呂合わせなど曖昧なものが多いのですが、各国では社会的に定着していて心理面、文化面で少なからず影響を及ぼしています。また、同じ数でも国が違えば捉え方も真逆になったりもしています。
日本では4や9という数字が不吉な数字と言われていますが、なぜ不吉と言われているのでしょうか?
それは、4は「死」という言葉と同じ音読みであり、死を連想してしまうため昔から不吉と言われています。4は漢字文化圏の中国と韓国でも同じ理由で忌み数と言われています。
また9も同様に「苦」として、苦しみを連想させるため不吉と言われています。
さらに4と9が組み合わされる「49」は「死苦」「始終苦」など連想させ、「死に」の「42」と合わせ特に嫌われています。例えば車のナンバープレートでは、希望がない限り下二桁で「42」「49」という数字が使われることがないそうです(使いたい人がいないだけで法律では禁止されていません)。なお「44」「99」は存在しており、上2桁が42や49は普通に存在します。
こうした背景から、パチンコ店でも台番号に「4」や「9」を使わない店舗も存在しています。ただ、こうしたお店は昭和時代には結構な割合でありましたが、現代では少なくなっているようです。
なお病院やホテル、マンションでは現代でも4や9を使わない所が多いですね。
階数で4階や9階が無かったり、4階を「E階」など別に言い換えたり。また部屋番号も「〇〇4」「〇〇9」が無い、二桁目の4と9の列が欠番だったりするなど、存在しない部屋番号があったりします。
また空港などでは4番や13番ゲートが無い所、中国の一部地域はでは階数で13、14も忌み数で12階の次は15階という所もあるようです。
意外なところではプロ野球選手の背番号も昭和時代に「42」はかなり避けれていました。最近は使用することもあるようですが「42」は割合的に外国人選手が多い気がします。逆に「13」は外国人選手は一人も使用していませんね。
日本でも有名ですが、海外の特にキリスト教圏では「13」は本当に嫌われています。
例えば有名なF1ではカーナンバー「13」は皆無だそうで、1950年のワールドチャンピオンシップが始まって以来、2回しかレースに出走していないといいます。
なぜここまで忌避されるのか?
その由来で有名なのが、イエス・キリストを裏切ったのが13番目の弟子だったからというものがありますが、どうも俗説で根拠は薄いようです。「アポロ13号」の事故(ただし死者は出なかった)や、アメリカ映画「13日の金曜日」で一躍世界的に知れるようになりましたが、実はその避けられる理由は諸説ありで決定打はないようです。
皆さんの近くのパチンコ店では、台番号に4や9、あるいは13は使用されていますか?
台番号でお店の意外なこだわりが見えてくるかもしれませんね。