第一印象の重要性と面接のポイント
パチンコ面接ポイント 2020/11/17
採用面接において面接担当者はまず「第一印象」でどのような人物なのかをイメージするのですが、「面接が始まった最初の20秒ほどでその人に対するイメージが決まる」といっても過言ではなく、第一印象によって、面接の流れが変わることも少なくありません。
ちなみにこれは訪問営業などでも同様で、商談の流れや展開に影響を与えることが多々あります。
このような第一印象を決定づける要素については「メラビアンの法則」がよく知られていますね。
初対面の人について「どんな情報が印象を決定付けるのか」を示しており、「見た目などの視覚情報」が55%、「声や口調などの聴覚情報」が38%、「話の内容などの言語情報」が7%としています。
視覚と聴覚で93%を占めるということは、「求職者が面接担当者にどういった視覚・聴覚情報を与えられるかが重要」といえるでしょう。
1.第一印象を構築する要素は具体的に何か?
情報がやや古いですが、楽天リサーチの調査において(2014)、中途採用業務にかかわった経験のある300人に「採用で重視するポイント」についてアンケートを行った結果は以下でした。
1位 態度・仕草(視覚情報) 20%
1位 話し方(聴覚情報) 20%
3位 表情(視覚情報) 18%
4位 あいさつ(聴覚情報) 14%
5位 身だしなみ(視覚情報) 9%
5位 目線(視覚情報) 9%
7位 声のトーン・大きさ(聴覚情報) 4%
メラビアンの法則、そのままの構成比となっているのですが「この人はどういう人なのか」を把握するための注目ポイントともいえるでしょう。
特に上位2つは「素や本来の姿」が現れやすく、この部分でその人に対するイメージがほぼ構築されます。
分かりやすい例をあげると「方言」、話し方のイントネーションで「この人は●●地方出身なのかな?」とイメージするということです。
また、緊張感漂う面接の場では、思わずボロが出る・・・ということはありがちで、例えば、待機中の姿勢や椅子の座り方などで第一印象が決まってしまうことも少なくありません。
2.ぱっと見の印象は「身だしなみ」から
そもそも身だしなみとは、「相手に不快な思いをさせない身なり」で「場をわきまえる」ことです。
面接の場とは「お互いが初めて出会う場」、「これからお互いを知りあう場」で、価値観や趣向がまだ分からない状態ですから、自分の趣味趣向や好き嫌いよりも、違和感がない印象、失礼のない印象を優先することが大切になります。
ポイントは「清潔感」で、面接での服装チョイスは黒や紺のリクルートスーツが定番ですね。
私服OKというケースもありますが、相手の価値観や趣向によって印象が大きく変わってしまうので、服装チョイスの難易度が高いです。
私服OKの場合でも黒や紺のリクルートスーツを着用するのが無難といえるでしょう。
しかし、着こなし方がだらしないと、第一印象が「だらしない人」となってしまうので、襟や袖はもちろん、靴やカバンなどにも気を配る必要があります。
また、身だしなみは単に服装だけではなく、雰囲気も指しているので、明るい表情、活力のある雰囲気を意識しましょう。
3.立ち居振る舞い(態度・仕草)で印象がほぼ固まる
立ち姿勢、歩き方、扉の開け方、椅子の座り方、敬語の使い方、語尾の使い方、話の聞き方などから日常動作の意識や教養が垣間見えてしまうもので、面接の場においては初対面の相手に対し「失礼のない態度」で接することが出来るかどうかがポイントになります。
相手の目を見て挨拶をする、扉を開ける前にノックをする、椅子に座る前に一言添える、両手で書面を渡す、などは基本的なマナーですが、このようなことが備わっているかどうかということです。
若手の採用であれば、第一印象で多少「マナーが悪いな」と感じられても、「まだ若いからね」と大目に見てもらえることは少なくありませんが、社会経験や年齢があがるほど第一印象における良し悪し評価はシビアになっていきます。
しっかりと準備を行い面接にのぞむようにしましょう。