パチンコ正社員の転職動機【2020年】
パチンコ市場規模・動向 2021/1/7
コロナによって様々な業態・職種が影響を受ける中、パチンコホールも間違いなく影響を受けており、撤退や縮小により辞めざるを得ないという悩み相談は増えています。
当社サービスを利用した2020年パチンコ正社員の転職動機構成(表A)をみると、業績不振や会社の方向性などの「経営不安」が一番大きく、次いでポストレスや今後のキャリア不安などの「成長不安」となっていました。
【表A】パチンコ正社員の転職動機構成2020
全体感として、長らく続く業界の右肩下がり状況や勤め先の経営に対する「出口や糸口が見えない不安感」が色濃く出ていたわけですが、根深いのは「ポストレス」や「セカンドキャリア」問題で、20代~30代の若いうちは良いものの40代以降のキャリア、店長以降のキャリアが描き難いというホール現場の悩みは、深刻さを増してきているように感じます。
成長不安13.1%(2018年)→20.2%(2020年)
また、今回調査(2020年)において数値が示す以上にインパクトがあったのは「給与手当に対する不満」と「人事処遇、評価に対する不信感」で、より具体的にいえば、コロナ影響による業績悪化などから、給与規程が変わった、部署異動になった、降格になった、という動機が見られるようになったことです。(表B)
【表B】パチンコ正社員の転職動機詳細2020
賞与が下がることはやむを得ないとしても、基本給が下がる(毎月の収入が減る)ことへの抵抗感や不満が解消されないままというケースや、規程の基本給ベースが低く賞与で大きく還元されていたホール出身者は、コロナによって賞与が出なくなったことでモチベーションが下がり、今後も働き続ける意欲が薄れた、といったケースも散見されました。
このような経緯もあり、相変わらず他業種を視野に入れるケースは多く、半数以上(転職希望先が他業種第一候補約6割)を占めていたのですが、これは氷山の一角で、より多くの人材がパチンコ業界外に流出している可能性は否定できません。
【パチンコ正社員のコロナ禍における転職について】
他業種を視野に入れるケースは増えているわけですが、将来の安泰が約束された業態や職業が存在しないことは、新型コロナ以降の状況を見れば火を見るよりも明らかです。
安定性を目的に他業種を視野に入れている方は特に注意が必要です。
また、他業種へ転職した人からよくきく再転職の理由は
・給与が想像以上に低くなった
・仕事に馴染めなかった
・イメージと違った
・人間関係がうまくいかなかった
・労働環境が劣悪になった
他業種への転職に際しては、給与は基本的に下がります。
仕事に馴染むのに労力や時間がかかるのは当然のことといえるでしょう。
労務環境が劣悪になる可能性や人間関係がうまくいかない可能性は業種や職種問わず十分にありうることです。
では、どうすれば納得度のある転職が実現できるのか?
コチラから是非、ご参考ください↓↓