良い転職にするためのポイントとは
パチンコ転職ポイント 2020/11/19
新たな職場、環境に行くことで転職を考えた動機部分が解消できるかもしれない、仕事のやりがいが得られるかもしれない、自身の新たな可能性を見出すことができるかもしれない、といったように明るい未来をイメージして転職される方がほとんどではないでしょうか。
しかしながら、転職しても何も変わらなかった、むしろ以前より悪くなったなど、後悔しているという人もいます。
「転職」とは、今まで積み上げた実績や評価、人間関係や信頼関係をリセットし「リスタートする」ということであり、思うようにならないこと、うまくいかないことなど、伴う苦労や困難は馴染んだ職場、仕事よりも最初は多くなります。これまでと異なる業種や職種へ転職するのであればなおさらでしょう。
そして良い転職にならなかったという人には共通する点がいくつか存在します。
1.転職理由が曖昧
転職理由は人それぞれですが、深掘りすると「その求めていることは現職にあるのでは」とか「その動機部分は現職でも解決できることでは」など「リスクを背負って転職してまで得たいことが何なのか」が、よくわからないことがあります。
転職の本当の理由を自分でもよくわかっていない、「転職することが目的」ということは少なくありません。
転職を考えた最初の動機、きっかけがネガティブでもポジティブでも、「転職すれば相応の困難や苦労が伴うことに変わりはない」ため、「何のための転職なのか」意味のあるものにしなければ耐えることが難しいのです。
逆をいえば、転職の動機きっかけがなんであろうと、転職の目的がはっきりしていて具体的であるほど踏ん張りが効いてくるといえます。
2.選択の納得度が低い
先に述べた「転職理由が曖昧」だと選択の納得度が低くなりがちです。
例えば「今の仕事はやりがいがないから転職したい」という理由だったとして、「あなたにとってのやりがいとは何か?」「どんな仕事であればやりがいを得られるか?」「どのような企業像、職場イメージか?」と質問されて具体的に答えられなければ、本来は選択できる段階ではないと言えます。
では、どのような物差しで選択しているのかというと、世間的なイメージ、明確ではない仕事のイメージ、給与面、福利厚生などから「なんとなくよさそう」「なんとなくできそう」で選択すると、「イメージと違った」と後悔することに繋がる場合があるのです。
もちろん、具体性があったとしても100%自身が求める理想の職場に転職できるとは限りませんが、転職理由が明確で自分なりに熟考した選択結果であれば「納得度」が高く、多少イメージと異なったとしても踏ん張りが効くようになります。
3.選択が転職理由と矛盾していることも
例えば、「経営状態がよく、給与水準も高い。福利厚生や労務環境も申し分ないが今以上のポストにあがれない」「もっとチャンスが得られる環境でキャリアハイを目指したい、チャレンジしたい」という転職理由にもかかわらず転職先が現状と変わらない環境を選んでいた、という事例です。
このような動機、目的の場合は発展途上の企業、ベンチャー色の強い環境を選択すべきはずが、福利面や労務環境、安定性を前職並みに求めて結局は同じような企業を選択していたというケースもあります。
得られるメリットと失うであろうリスクが見合わないと感じた場合は転職アドバイザーが「転職すべきではない」と提案することがあります。
4.他業種への転職は特に注意
近年は「パチンコ業界の将来が不安」という転職理由が目立ちますが、これは転職の目的というより、あくまでも転職を考えるきっかけに過ぎません。
新型コロナ以降の状況を見れば、将来の安泰が約束された業種や職業が存在しないという見方もできます。あくまでもきっかけと理解したうえで「何のための転職なのか」を明らかにして選択するべきです。
安定性を理由に他業種を視野に入れている人は特に注意が必要でしょう。
5.転職で後悔しないためのポイント
・転職の動機(転職を考えたきっかけ)を偽らず自覚する
・「何のための転職なのか」目的を明らかにする
・転職してからの目指すべき姿を描く
・転職先に求めることを具体的にする
・他業種や他職種への転職であれば事前研究をする
そうして納得度の高い選択を実現するということです。
転職回数が多い人もいますが、そのたびに目的や目標を達成するなど、得られたことやキャリアを積むことができたのであれば、その転職は価値があったといえるでしょう。
転職をするのであれば自分にとって価値あるものにしていきましょう。