書類選考の通過率を上げる
パチンコ転職ポイント 2021/5/25
転職活動で最初のハードルになるのが「書類選考」です。
これまでの経験や実績に自信があったとしても、面接にたどりつけないとアピールのしようもありません。
時間をかけて作成した書類がなかなか通過せず、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
今回は書類選考で見送りが続いたとき、履歴書や職務経歴書の見直すべき注意点など、書類選考の通過率を上げるためのポイントについてご紹介します。
1.書類選考の通過率は30%!?
書類選考の通過率は、企業や職種、年齢、キャリアなどによって変わりますが、一般的な書類通過率は30%程度と言われています。
つまり、書類選考を通る確率は3~4回に1回が平均的なのです。
ですので1~2度通過できなくても落ち込む必要はありませんし、10回応募して3つ通ればOKなレベルと言えます。
とは言え書類選考を通過できないとモチベーションは下がり、他へも影響が出てしまう場合もあります。
通過率は上げるには、どんな点をチェックすれば良いのでしょうか。
2.基本的なチェックポイント
①誤字脱字
当たり前のことですが、誤字脱字は無いようにしてください。
特に手書きの場合は間違える場合もありますが、その場合は面倒でも再度作成するのがベストです。
PCで作成した場合でも推敲を欠かさず、誤字脱字はないか、読みやすく分かり易い文章になっているかを確認する必要があります。
②空欄の調整
空欄を出来るだけ少なく、あるいはバランス良く見せることも大切です。
記入できる項目はしっかり書いておきましょう。ただし経験が無い項目を無理に書いたり、文字数を増やすためにダラダラとした文章で埋めたりするのは避けるべきでしょう。
記入できる項目は適度に要約して簡潔に記入していきましょう。
③写真と紙質
履歴書の写真は使い回しを避けましょう。
角が折れたりしていると使い回しがすぐ分かってしまい、印象の良いものではありません。
また、紙質も薄いものではなくしっかりとしたものを選びましょう。透けてしまったり、シワや折れ曲がったりしていると担当者の印象が低下します。
④内容の時系列
文章を作成していると、記入した内容の日時が前後する場合があります。
そのまま放置してしまうと、自分の経験について担当者が誤った認識を持ってしまう場合があります。
ですので日時は古い順から最新まできちんと順を追って記入してください。
また、文章の「~しました」のような「過去形」と、「~している。~しています」のような「現在形」の使い分けにも注意していください。時系列を間違えてしまうとそれだけで能力の低さを感じさせてしまいます。
3.重要なチェックポイント
①応募の要件を満たしているか
経験のある業種なら何でも応募すれば良いわけではありません。
その企業が求めている募集内容に合っていることが重要です。履歴書や職務経歴書の内容が企業のニーズに合致していないと通りにくくなります。
分かり易い例では、現場責任者の募集にリーダー経験のない人が応募しても採用担当者の目に留まることは難しいでしょう。
書類選考が通らない人は、こうした“ズレ”に気付いていない人が意外に多くいます。
逆に求められる条件に実績があるなど経験のある職種であれば、書類選考を通過する可能性がグッと上がります。
②定着性の高さ
入社後に長く働いてくれる可能性のある人も書類選考は通り易くなります。
この点については、これまでの転職回数や在籍年数、転職理由などから判断されますが、仮に転職回数が多くても、直近の在籍年数が長かったり、それぞれの転職理由に一貫性があれば問題はありません。
また、職歴に空白期間があれば、その理由を明記しておくと良いでしょう。
③志望動機の強さ
採用担当者が特に注目するのが「志望動機」です。
応募企業を選んだ理由をしっかり記入することが大切です。
どの企業にも当てはまりそうな漠然とした志望動機では、経験値のある採用担当者にはすぐ分かってしまいますから、応募企業ごとに志望動機は別に作成するのがベストです。
応募企業を研究し、その企業がどんな人材を求めて求人を出しているのかを考え、採用担当者の心に刺さる志望動機を作成してみましょう。
④自己PRは出来ているか
自己PRでは、採用担当者はその人の強みやスタンスの他に過去の実績などを見ます。
仕事へのスタンスや強みを企業で活かせるか、入社後にも活躍することができるかという観点で採用担当者はチェックしています。
前述の重要ポイント①のように、企業が求める人材像の情報が記載されていれば書類の通過確度はアップします。
④意外!?写真の見直しで印象度をアップ!
面接では第一印象はとても重要ですね。同じように履歴書も第一印象は大切です。
履歴書や職務経歴書の数少ない情報の中でも、添付する本人の写真は印象度を多きく左右します。
ですので写真は出来るだけコストをかけ、印象の良いものを使用するようにしましょう。
スピード写真やスマホの証明写真アプリよりも、出来れば写真館などでプロのカメラマンに撮影してもらうことをおススメします。
その一枚が書類選考の当落という大きな差を生むこともあるので、ぜひ良い写真を選んでください。
4.書類選考にかかる日数は?
書類選考の通過連絡は、多くは営業日で一週間ほどかかります。企業によっては、早くて当日、長いと1カ月近くかかるケースもあります。
基本的には興味を持ってくれる会社ほど早い傾向にありますが、企業の中には比較検討の上で選考を進めるケースもあり、先に選考が進んでいる人次第で検討をする場合もあります。
書類選考の選考結果がなかなか来ないと見込みがないのでは?と不安になる人もいるかもしれませんが、ある程度は待つ余裕を持ちましょう。
書類選考がなかなか通らないと、自分を否定されたと感じてしまいます。
しかし、書類選考は企業側のその時の採用人数や応募状況により選考基準が変わりますから、たとえ通らなかったとしても落ち込む必要はありません。
しっかり気持ちを切り替え、書類の内容を見直し、新たな応募を進めるようにしてください。