面接・選考
入社する前に職場環境を知りたいのですが、何か方法はありますか?
職場環境を事前に知る一番の方法は、面接でその会社を訪問した時に感じる社内の雰囲気です。
応対する社員の態度が横柄であれば、募集そのものを歓迎していないことも考えられますし、部門間の人間関係がうまくいっていないことも予想できます。また、面接官の態度が暗く一度も笑顔を見せなかったり威圧的であったりするようでは、職場の雰囲気を疑ってみたほうがいいかもしれません。さらに一般的には、入社前には事務手続きや入社について詳細に採用担当者から説明があるものですが、対応が悪くほとんど説明がない場合は誠意を持って受け入れる体制とはいえず、人の出入りが激しい会社か、社風に問題があるとも考えられます。
転職する側としては極力職場環境を事前に知りたいという気持ちになるのは当然ですが、それと同時に、転職者は新卒採用と違い至れり尽くせりの受け入れはしてもらえないという認識も持ち合わせていた方がいいと思います。新卒の新入社員であれば、研修も用意されており手とり足とりしっかり教育を受けられますが、転職者の場合、即日現場に配属というケースも多く既存社員からはライバルとして、どの程度仕事ができる人材かチェックをされることもあります。
転職では、新しい会社のやり方を学んだ上で、前職で培った経験や知識を使い、企業に貢献出来る人材になりたいという気持ちが大切です。できるだけ早く昼食を一緒にとれるような人を見つけて、社内組織や人間関係について情報を得ることで、仕事のスタンスが把握できます。転職者にとって仕事は与えられるものではなく、自ら奪いとるものだというくらいの認識もときには必要です。