内定・入社
内定前に条件をしっかりと確認するにはどうしたら良いですか?
本来、労働基準法では、会社と社員との間で労働契約を交わすことが定められています。
労働契約には、職種、勤務地、勤務時間、休日、賃金の支払方法などを明示しなければいけないことになっています。給与以外は口頭でも構わないことになっていますが、給与に関しては文書で提示が義務づけられています。こうした条件面での質問は、電話で応対した人が決められる立場とは限りませんので、面接中に確認しご自身の中にある不明点を解消しましょう。具体的な回答が得られるとは限りませんが、応募者の一般的な質問として許容されるはずです。
仮にこうした部分がきちんと提示されないようでしたら、企業体質に問題があるかもしれません。入社後に、「こんなはずではなかった!」と嘆いても、合意のもとで採用したといわれれば反論もできず、お互いに気持ちよく仕事ができません。企業を比較する場合には、初任給など一時的な給与額にとらわれず、将来性や社風、どれだけ期待されて入社するかなど、総合的な面で判断されたほうがいいと思います。