面接・選考
面接で長所や短所を聞かれたら、その時はどう答えたら良いですか?
まず長所の回答ポイントは、応募企業で求められている人物像をイメージすることです。
粘り強い営業力を求めているのであれば、「私の長所は、粘り強く最後まで諦めないことです。前職では店舗責任者として高い売上目標を課せられていました。徹底したコスト削減は勿論、設定・釘調整から接客の見直しまであらゆる側面で改善を図り、グループで一番の不採算店だった店を、結果的にはグループ内で一番業績の良い店舗と言われるまで立て直すことができました」と回答し、
長所だけでなく具体的な経験事例を添えて回答してください。
経験事例がないとどうしても抽象的な表現になり、選考官の印象に残りません。また、具体的な経験事例からあなたの活躍する姿をイメージしますので、最後まで諦めないという長所であれば、例えば「3日間徹夜して納期を守った」、交渉力に優れているのであれば「他部署の協力を得て成果を上げた」など、インパクトのある事例を含めて回答してください。
続いて、短所についてです。
選考官は、短所が仕事にどのように影響するかを気にしますので、印象に強く残らない当たり障りのない回答をすべきです。例えば短所で「短気です」と回答すれば、面接官は、既存の社員や顧客と問題を起こすのではと懸念を抱くかもしれません。長所と短所は表裏一体と捉えて、短所が長所とも言えるような回答を意識してください。
更に短所については、単に回答するだけでなく、自己の問題点に対して改善しようと取り組んでいる行動も合わせて回答されると良いでしょう。
例えば
「短所は、熱中してしまい時間を忘れてしまうことがありますが、時間管理をきちんと行うよう意識して行動しています」と回答すれば、長所として集中力があると受け取ることもできますし、短所を自覚して行動している点も評価できます。
短所の回答から具体的なエピソードを求められることがありますので、事前に用意しておきましょう。