退職について
内々定のタイミングで退職の意思を伝えるのはやめた方が良いですか?
転職活動においては「内定」と「内々定」という言葉はよく使われます。「内定」は、企業と求職者の間で労働契約が成立しているため、簡単に契約解除をすることが難しくなり、企業も「内定」を出している以上は慎重な対応を行います。また転職者も、「内定」を受理した以上は社会人としてあたり前の対応を行う必要があり、「内定」辞退となれば労働契約解除ということになりますので、対応には十分気を付ける必要があります。
一方「内々定」では正式には労働契約が成立しておらず、「内定を出しますよ」という予定通知のため、途中で「内々定」が取り消しになっても企業が責任を問われることはありません。この点を踏まえると、次の企業をしっかりと決めてから退職をしたいという人であれば、「内々定」の段階で退職の意思を伝えるのは次期尚早なことかもしれません。
現在の転職市場においては、働きながら転職活動を進める人が多く、在籍する企業にどのタイミングで退職意思を伝えるのかは重要なポイントとなります。今までお世話になった企業への恩義もありますが、新しい会社にも迷惑かけたくない、という思いから早く退職しようと考える人は多く見られます。
しかし、同じ業界で転職する以上は不義理なことは避けるべきですし、一番大切な自分自身の雇用を失っては元も子もありません。在籍した会社・新しい会社に迷惑かけないためには、きちんと自分自身の状況を伝えておくことが大事なことなのです。
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