スキルアップなしでキャリアアップも可能!?転職が秘める大きな可能性
転職雑記 2016/5/30
「スキルや実績を正当に評価してほしい」という理由で転職を希望する人はパチンコ業界に限らず、たくさんいることでしょう。
実際に転職後、自身のスキルに高い評価を受けて特別なポジションに抜擢されるケースも多々あります。今回は、そんな抜擢人事を経験したAさんのケースをご紹介しましょう。
1.キャリアアップを狙った転職
もともと、Aさんは駅前立地のパチンコホールで店長をしており、効率的に店舗を運営し、常に高稼働を維持していたため、上司からも一定の評価を得ていました。
しかし社内の状況に目をやると、店長以上へのキャリアアップの道がなかなか見出せず、さらなる挑戦のために転職を希望したのです。その結果、これまでの経験と実績を買われ、複数店舗を運営している中規模チェーン店への転職が決まりました。
ご存知の方も多いと思いますが、メーカーやパチンコホールを含め、パチンコ業界内の移動による転職は決して珍しいことではありません。むしろ、一定の経験を積んだ後に「高みへの挑戦」「キャリアアップ」「待遇の向上」などを目的として転職を希望する人は多いと言えます。
2.「配属の妙」が人を活かす
Aさんは入社後、すぐには特定のパチンコホールに配属されることはありませんでした。特定の店舗で現場の営業準備や新台入れ替え、スタッフ育成などの業務を行うのではなく、色々なホールを回る中で特殊な業務にたずさわるようになったのです。
具体的には数値管理および店舗調整という部門で様々な業務を任され、一年もしないうちに各店舗のスタッフから厚い信頼を得たAさん。転職後に特殊なスキルを身に付けたわけではありませんが、気がつけばエリアマネージャーに抜擢されていました。
このように、本人に大きな変化はなくても評価が一変したり、秘めていた能力が開花したりするのが転職の良さなのです。特にパチンコホールを例に挙げれば、「駅前店と郊外店」「大規模店と小規模店」では接客スタイルも運営方針も異なるため、求められるスキルや姿勢も違ってきます。ですから、駅前店では思うように評価されなかったホールスタッフが郊外店に配属された途端、生き生きと働き出し、高く評価されるようなことがあっても不思議ではありません。
3.抜擢人事の理由
Aさんは転職前に積み上げたキャリアの中で、数値を徹底的に管理する能力やスタッフのモチベーションを高めるスキルを自然と身に付けていました。
それは転職前の企業ではごく当たり前のように日々行っていた業務であり、Aさんには特別なことをしたという意識はありません。しかし、転職後の本社人事部門はそうしたAさんのスキルを見逃さず、高く評価した末に抜擢人事を行ったのです。
転職前の企業であればAさんのスキルは特別なものではなく、それだけでは店長よりも上の役職には上がれない状況でしたが、転職後の企業にとってはAさんの経験やスキルがまさしく必要なものであり、高く評価されたのです。
もちろん、持ち前のスキルだけではなく、Aさんの人間性や日々の努力も評価される要因になっていたとは思いますが、それと同時にベストなタイミングで転職したこともステップアップにつながったのではないでしょうか。転職後の企業が求めていた経験とスキルをAさんが持っていた、その時点でこの転職は成功したも同然だったのです。
繰り返しになりますが、各企業や各店舗によって運営状況は大きく異なり、求められる人材やスキルもその時々によって変わってくるのは当然のこと。その中で、「転職者の希望」と「採用企業の求めるもの」がうまくマッチングすれば、双方に大きな利益が生まれるのは言うまでもありません。
4.まとめ
転職を考えた際に、「今の自分のスキルでは不十分なのではないだろうか」と不安に思うこともあるでしょう。しかし、採用企業の状況によっては今の知識や経験でも十分に戦力となり、むしろ転職前より高く評価される場合もあるのです。
そうした「人」と「企業」を結びつけるために転職サイトや転職エージェントが存在し、面接によってしっかりとお互いの意思確認を行うのですから、転職を希望する場合は決して心配せず、ぜひ思い切って行動を起こしてみてください。
パチンコ業界は人の動きが激しい分だけ、大きなことに挑戦したい人にとっては魅力あふれる業界だと言ってもいいでしょう。大きな夢を掲げている人や常に向上心を持って業務に取り組んでいる人が大いに活躍できる下地のある業界なのです。