やりがいを実感できる仕事への転職
転職雑記 2018/2/22
パチンコ業界の転職に長く携わっていますと、たくさんの方の生き方や価値観に触れることがあります。転職をする方の多くが「転職は年収アップのため」と考え、転職先を探していることが多いように見受けられます。しかし、転職に成功されている方のほとんどは、給与以外の部分で満足していることがほとんどです。
「給与以外で満足できることなんてあるの?」と考える方もいるかもしれません。確かに、給与が高いことは満足感を与えてくれる要素のひとつです。しかし、長い目で見たとき、やりがいの感じられる仕事でなければ長い間働き続けるのは非常に難しいことだと気がつくでしょう。自分の力が120%発揮できる環境、自分の頑張りがきちんと認められる職場、自分だけにしかできない仕事を任される場所……そんなところで働けたとき、人はやりがいを感じるのではないでしょうか。
今回は「やりがい」を重視され、転職に成功された店長経験者の方のケースをご紹介いたします。
1.Aさんの場合
全国展開をしているあるパチンコホール企業の店長として活躍されていたAさんは、キャリアアップに行き詰まりを感じ、転職を考えました。当初Aさんの転職に関しての要望は、「収入面と勤務エリアを重視して活動したい」というもの。
この「収入面」と「勤務エリア」の2つを軸にして、転職活動を開始されたAさんでしたが、「どのような企業で勤務したいか?」と具体的な企業研究を進めていくうちに、気持ちに変化が生まれたようでした。
2.お金も必要だが、力を試したい
そうして転職活動を続けていく中で、「ここで働きたい!」という強い希望を持てる企業様をAさん自身で見つけました。Aさんのご希望された企業様は歴史の長い企業でしたが、これから新しいことをしていこうとしている、いわば過渡期の企業でした。これからどんどん伸ばしていきたいという熱い思いを持った企業であると、Aさんも感じられたようです。
早速、面談をセッティングしてみると、その場で社長からAさんに対して「あなたの力でうちのホールを変えてほしい」という思いを語っていました。Aさんも社長の気持ちを汲んで、自ら率先してその企業の改革者として仕事がしたいという意気込みを語ったのです。
3.改革のキーパーソンとして
Aさんの転職はすんなりと決まりました。その後Aさんは一旦マネージャーとして雇用され、短い期間で店長、そしてエリアマネージャーへと昇進していきました。キャリアアップに行き詰まりを感じていたAさんが、そのスピーディーな展開にどれほど喜びを感じたのか……みなさんにもお分かりいただけるかと思います。
Aさんは現在に至るまで、新しい職場では企業、ホール改革のキーパーソンとして活躍をされています。やりがいを持って、自分だけのたったひとつのポジションで、代わりがいない仕事を担っているのです。
4.まとめ
Aさんのこの経験は稀なケースではなく、条件よりも「どんなことがしたいのか?」というポイントに焦点を当て、転職をすることで成功に近づきます。「自分はどのようなことが提供できるのか?」「自分の強みとはなにか?」を今一度考えることは、転職を成功させるために非常に重要だと言えるでしょう。
人によって満足できるポイントは異なります。他者の話を聞きながら、「自分ならばどうだろうか?」と自身に当てはめながら考えてみてください。
今回のAさんのお話が、あなたにとって「どうしてもしたいこと・欲しいものは何か」ということを考えるひとつのきっかけになれればと思っております。