パチンコ店の福利厚生の重要性
転職雑記 2018/9/25
パチンコ業界での転職を考えたとき、一般の企業と同様に求人企業の福利厚生制度の内容はとても重要です。
充実した内容であれば、転職希望者が応募する動機に十分になるはずです。
では、その福利厚生制度とは何のためにあるのでしょうか? 実は福利厚生制度の目的は、従業員の経済的保障を手厚くすることにより、勤労意欲や能力の向上を図ることにあります。ですから、その内容が充実していないと企業の魅力も半減してしまうと言っても過言ではありません。
福利厚生制度には、よく知られている社会保険や雇用保険などの法定福利厚生と、住居や通勤の補助、子育て支援や社員寮などの法定外福利厚生の2つがあります。特に法定外福利は企業の取組む姿勢が反映されるので、工夫次第で魅力ある福利厚生制度を創ることもできるのです。
今回は、パチンコ求人企業が最近取り入れている福利厚生制度についてご紹介しましょう。
1.住宅支援制度
この制度は、住宅の取得や住み替え、リフォーム等から賃貸家賃の補助まで、住宅にかかる費用について各種給付を行う制度です。
目的としては、社会人として自立した意識醸成の促進や、家庭を持っている人に、より安心して働ける環境を提供するために行われているのが一般的です。
パチンコ業界においても、かつては当たり前だった寮や社宅を用意するパチンコ企業が減る一方で、まだまだ事例は少ないものの、住宅支援制度を導入する企業が増えつつあります。
こうした制度は、住宅の購入や賃貸予定など将来を考えている社員にとってはありがたい制度です。特に転勤が多くなる主任や店長といった役職者は、子供の成長など家庭の事情で転勤がしづらくなった時に居住地が定まらないと、結果転職へとつながるケースが多く見られるので、制度の導入は人材を確保する上でもとても重要となってきます。この住宅支援制度によって役職等の家族に安定的な生活環境を提供できれば、ひいては社員が安心して働ける環境づくりが大きく進むことにも繋がり、会社全体でも社員の離職防止に役立つ可能性が大きいのです。
2.退職金積み立て制度
これは「退職手当」「退職慰労金」とも呼ばれ、最近取り入れるパチンコ企業が増えている制度です。一般的にはこの退職金制度を止めて年棒制に移行する会社が増えつつありますが、退職金制度を維持している会社も少なくありません。パチンコ業界においては、そもそも退職金制度がある企業はまだまだ少ない現状にあります。
しかし、こうした制度が整っているのであれば、「もう少し長く働いてみよう」と考える社員も少なくないのではないでしょうか。この制度は毎月の給与から一定の金額をパチンコ企業側が積立て、退職時に支払いをするというシステムが主流で、企業にとっては導入への障害も少なく、結果的に優秀な主任や店長など人材の確保に貢献するものと言えるのです。
3.役職者の人材育成制度
転職希望者が求人企業に求める福利厚生制度のイメージというと、主に休暇取得の充実度や金銭による手当てをイメージしがちですが、それだけではなく、キャリアアップを目指すための優れた人材育成プログラムなども福利厚生の一環と捉えることができます。
近年は人材育成に投資するパチンコ企業も増え、研修などの制度面も充実しているので、若手社員の企画参画や仕事に目標を持たせる制度、幹部候補には長期的な視点での役職者育成の支援制度など、一般企業と変わらない育成プログラムがパチンコ業界でも多数導入されています。
その企業で安心して働くことができるかどうかは、転職希望者の熱意の問題だけでなく、こうした人材育成における福利厚生制度が充実していることが、主任や店長といった役職者としてのキャリアを積み、長期間おなじパチンコ企業で働きたいという動機にもつながっているのです。
4.まとめ
パチンコ業界での転職で、福利厚生面だけで転職を考える人は多くはありませんが、福利厚生の充実は企業の様々な面に影響を与えています。ですので、働いている人の不安が高まった時、福利厚生面が弱い場合、転職理由の一つに取り上げられることは十分に考えられます。
パチンコ求人企業も他業種の福利厚生制度をチェックして、良い点は取り入れるよう意識することは、企業全体にとって大変重要だと言えるのではないでしょうか。