地方の求人傾向について考える
パチンコ市場規模・動向 2019/10/17
ここ10年ほどの間、国内の有効求人倍率は右肩上がりになっていて、パチンコ業界の転職市場も非常に活性化しています。
特に東京、神奈川などの首都圏ではパチンコホールの新規出店も増えているため、求人募集が以前よりも増加傾向にあることがうかがえます。
こうした状況の中で、首都圏や大都市圏ばかりでなく、北海道や東北、四国、九州といった地方のパチンコ企業でも、新規出店に向けて積極的な採用を進めたり、主任職以上の役職経験者の人員強化を図っているところが増えてきました。
特に地方では、アルバイトの人員確保が計画通りにいかないところも多く、経験の有無を問わず、若年層を中心に積極的な採用をする求人企業が多数見受けられます。
1.北海道の求人傾向
では、そんな地方の中でも北海道におけるパチンコ企業の求人傾向について見ていきましょう。
北海道のパチンコ市場は全国的に見ても、上位にランクされるパチンコ産業の盛んな地域と言えます。
新規出店に関しては、それほど積極的ではありませんが、関東地方と同じように中心都市に店舗が集中しています。札幌市近郊はパチンコ激戦区と言ってもいいでしょう。
そのため、札幌市や札幌市近郊のパチンコ企業では主任職以上の求人が増えつつあります。それに対して、都市部から離れた地域では慢性的な人員不足が続いている、というのが現状です。そうしたことから、ホールスタッフの平均年齢が高齢化し、40代でも現場で活躍する人が多く見られるという意味では、働き甲斐のある状況とも言えます。
2.「Iターン」「Uターン」を視野に入れる
大手パチンコ企業が新規出店を進める際だけでなく、中小企業も人員確保に苦労しがちな現状を考えると、北海道は特に「売り手市場」と言ってもいいでしょう。そのため、北海道出身者のUターンによる転職の他、北海道での暮らしに興味を持っている人も転職を考えるには良い状況にあります。
道外出身者にとっては、気候や環境などの不安から、一度は北海道での転職を考えながらも迷ってしまう場合があるでしょう。
ただし、そうした部分は北海道の求人企業側からすれば、想定内でもあるので、様々な面でのサポートをする準備があります。
特に遠方から入社する人に対しては「帰省」「日々の生活」などにおいて十分な配慮をするケースも多く、交通アクセスの面でも心配するほどのストレスを感じることはないでしょう。
3.まとめ
転職を考えるきっかけは人それぞれであり、転職先の決め手も千差万別。生まれ故郷ならではの安心感や地方ならではの穏やかな雰囲気を求めたり、プライベートの時間を楽しく過ごせそうな地域を希望するパターンもあるでしょう。
もし、「自身の故郷」「配偶者の故郷」「いずれ移り住みたいと思っていた地域」など、北海道に限らず、ピンとくる地方があれば、「Iターン」や「Uターン」を検討してみるのもいいかもしれません。