面接ではアピールにならない項目を理解する
パチンコ面接ポイント 2019/12/24
アルバイトや社員の採用においては新卒・転職にかかわらず、面接は必ず行われると言っていいでしょう。パチンコ業界でも基本的には書類選考のあとに複数回の面接試験を行った上で合否を決定するところがほとんどになります。
面接試験については、インターネット上で様々なテクニックが掲載されており、書籍でも想定質問や面接・ディスカッション対策のものが数多く出ています。
今回は、採用試験で重要な位置づけにある面接において、聞かれることの多い項目や対策のポイントについて考えていきましょう。
1.退職理由は必ず聞かれる項目
転職活動を行う際の面接では、パチンコ業界に限らず、前の企業の退職理由を聞かれることが多いはずです。もちろん、人によって勤めていた企業や置かれている状況は異なり、退職理由も様々なので、この質問に対して「こう言えば正解」というものはありません。
しかし、「キャリアアップが見込めなかった」「正当な評価を受けられなかった」「人間関係がうまくいかなかった」といったネガティブなものや責任転嫁のような転職理由は、求人企業側に悪い印象を与える結果につながってしまいます。
転職希望者に対して「辛いことからすぐに逃げ出すタイプなのではないか」「入社してもまた同じ理由で辞めてしまうのではないか」という印象を持ってしまうでしょう。
2.志望動機は夢を語る場ではない
退職理由は「過去」について必ず聞かれる項目であるのに対して、志望動機は「未来」について必ず聞かれる項目だと言っていいでしょう。
「福利厚生が充実している」「キャリアアップ制度がわかりやすい」「幅広く事業展開している」など、人によって志望動機は様々です。
しかし、転職希望者の場合はアルバイトや新卒とは違うことをあらかじめ理解しておかなければいけません。「企業風土やビジョンへの共感」や「自分を成長させるため」といった新卒者のような内容をではなく一歩先に進んだ姿勢が大切になります。
すでに社会人経験があることから、これまで培ってきた知識や経験を求人企業でどのように活かしていくのか、またどういった部分で力を発揮し、会社に利益をもたらすのかを述べるようにしましょう。
転職希望者が会社に貢献する姿を面接官が具体的に想像でき、「一緒に働きたい」「ぜひ入ってほしい」と思ってもらえることが何よりも大事なのです。
3.まとめ
面接の最後には質問のための時間を設けられる場合が多く、ここで自己PRをしっかり行うことでさらに良い印象を与えることができます。
こうした際に述べる内容は、自身の長所や過去の成功体験、積み上げてきた実績など、何でも自由ですが、求人企業の理念に反する内容をアピールしてしまうことのないように注意が必要です。
スタッフの和を何よりも大切にしている求人企業に対して、自分ひとりの力で成果を上げた出来事をアピールしたり、野心的なのを強く感じさせるような発言をしてしまうと良くない印象を与えてしまう可能性もあります。
逆に、積極的なチャレンジを推奨し、チャンスをどんどん与えていく求人企業に対して、縁の下の力持ちの立場でこそ能力が活きることや、控えめな性格や穏やかさを強調しても、なかなかアピールにはつながらないことがあります。
なので、求人企業のことをしっかり分析し、自身のどんな長所や資質をアピールすればいいのかを事前によく考え、準備しておくことが大切になります。