入社手続きに必要な書類
パチンコ転職ポイント 2021/11/16
転職活動から内定が決まったら、会社に提出する書類を準備する必要があります。
企業は法律によって社会保険の適用を受けていますので、従業員を雇用するに当たっては、その従業員の保険加入の手続きを行うことも義務づけられています。
また、その他にも企業には、従業員が納める「所得税」「住民税」「社会保険料」を給与から天引き徴収して一括納付する義務などもあります。
そのため、入社時にはこれらの手続きに必要な書類の提出を求められるのです。
今回は、入社にあたって必要な書類について解説します。
1提出が必要な基本的な書類
入社手続きで必要になる書類は会社によって異なりますが、ほとんどの会社で確実に必要になる書類には以下のものが挙げられます。
①年金手帳
②雇用保険被保険者証
③源泉徴収票
④扶養控除等申告書
⑤健康保険被扶養者異動届
⑥給与振込先の届書
2.基本的な書類の詳細
①年金手帳
年金加入手続きのために必要です。
年金手帳は基本的に会社が保管するので、提出を求められたら提出してください。
②雇用保険被保険者証
雇用保険(失業保険)に入るために必要になります。
前職場を退職するときに受け取る書類です。重要な書類になりますから、持っている人は大切に保管しておきましょう。
③源泉徴収票
前の会社を退職するときに受け取ります。
年内に転職した場合は、年末調整をしてもらうために必要な書類となります。
なお、入社が年明けになる場合は一般的には提出しません。
④扶養控除等申告書
社会保険や、税金の手続きに必要な書類です。
会社でフォーマットを用意されるます。
扶養家族がいない人も提出します。
⑤健康保険被扶養者異動届
社会保険のための書類で、扶養義務のある家族を持つ人だけが必要です。
会社で用意されたフォーマットで提出します。
⑥給与振込先の届書
給与の振込みに必要な口座を届出る書類です。
通常は会社で用意された用紙に記入しますが、会社によっては通帳の支店名と口座名の記載があるページの写しを求められることもあります。
以上の他に、近年は「マイナンバー」の提出を求められることが多くなっていますので、注意してください。
3.会社によっては提出が必要な書類
会社によっては提出が求められるには、以下のような書類があります。
①入社誓約書
②雇用契約書
③住民票記載事項証明書
④健康診断書
⑤身元保証書
⑥従業員調書
⑦卒業証明書
⑧免許・資格関連の証明
4.会社によっては提出が必要な書類の詳細
①入社誓約書
入社の意思を確認するとともに、身元を確認するための書類です。入社時に多くの企業でこの書類の提出を求めてきます。
職種やポジション、入社予定日などの条件、入社後の待遇などの内容を慎重に確認し署名、捺印し提出します。
②雇用契約書
賃金や労働時間などの労働条件を明示するために発行する書類の事を言います。
雇用契約書は、会社側と従業員である本人の双方が署名・捺印する必要があります。
③住民票記載事項証明書
現住所確認のために提出を求める会社もあります。
住所票記載事項証明書の発行手続きは市区町村の役所等で出来ます。
④身元保証書
入社する本人が社会人としてふさわしい人物であることと、入社後に会社に損害を与えた場合に、本人と連帯して賠償責任を負うことを身元保証人が保証する書類です。
身元保証人は2人求められることが多いようです。法的な根拠は無いため会社の就業規則などで規定され、弾力的に運用されています。
身元保証人を頼める人がいない場合は、会社に相談してみることをお勧めします。会社は柔軟に対応してくれるはずです。
⑤健康診断書
診断書が必要になる場合があります。
会社の健康診断に準じた内容での受診が主流です。
⑥従業員調書
人事管理の基本資料で、家族の情報などを記入して提出するものです。
最近では、履歴書で代用される場合もあります。
⑦卒業証明書
中途採用では通常は求められませんが、学歴が正しいかの確認のために、卒業証書のコピーなどを求められる場合もあります。
⑧免許・資格関連の証明
職種によって、業務に就くための知識・能力の証明を求められることがあります。
5.まとめ
この他にも、「退職証明書」を求められる場合もあります。
新しい会社で保険に加入するために、被保険者資格がないことを確認するために必要となります。
退職証明書は前職の会社から発行されるものなので、提出を求められる場合は早めに伝えておいた方がよいでしょう。
このように、入社には様々な書類が必要です。
特に前半の「提出が必要な基本的な書類」はほぼ必ず提出するものですので、前職場からの種類などは無くさないよう大切に保管しててください。