20代の転職はスキル不足でも大丈夫!?
パチンコ転職ポイント 2023/12/26
20代における転職では、転職したいと思いながら「スキルに自信がない」ため転職に踏み切れない人が多いようです。
確かに社会人になって日が浅いこともあり、「このまま今の会社にいていいのか?」「こんな自分は転職できるのか?」と悩んでしまうかもしれません。
でも、そんな20代の人こそ、実は早めに転職活動をスタートさせる方が良いと言われています。
今回は、20代でスキルを持っていない場合、転職を成功させるためにはどうすれば良いのかについて確認したいと思います。
1.20代前半はスキルより意欲や熱意
厚生労働省が実施しいてる「雇用の構造に関する実態調査(若年者雇用実態調査)」によると、企業が20代に最も求める能力は「仕事への熱意」であることが分かります。
つまり、今後成長性が見込める20代は、たとえスキルや経験が少なくても転職できる可能性は十分あるということです。
若年正社員の採用選考をした企業の中で、採用選考にあたり重視した点(複数回答)について採用区分別にみると、「新規学卒者」「中途採用者」とも「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」がそれぞれ 77.9%、76.0%と最も高くなっています。
次いで「新規学卒者」、「中途採用者」とも「コミュニケーション能力」(71.1%、62.9%)、「マナー・社会常識」(61.0%、60.1%)となっており、積極性や他者との関わり合いの中で円滑に業務を遂行することができる能力、スキルが重視されていることがハッキリと現れています。
この調査は、若年労働者(15~34歳の労働者)の雇用状況、若年労働者の就業に関する意識など若年者の雇用実態について調査するもので、最初に調査が行われた昭和60年以降、平成9年、平成17年、平成21年、平成25年、平成30年と不定期に実施されています。
最新の平成30年のデータを見てみると、20代で求められる能力はスキルより意欲や熱意であることは一目瞭然です。
2.スキルがなくても20代が転職できる理由
20代、特に前半では、まだ社会人になって間もないためスキルが身についていないのは当然のことです。
企業側も、20代であればスキルを持っていないだろうということは理解しており、20代の転職者に対してレベルの高いスキルを求めることは少ないのです。
そんな「スキル不足の20代」が転職できる理由として、以下の4点がポイントとなります。
・スキルよりもポテンシャルを重視
・会社の将来を担う人材である
・フレッシュな人材である
・教育コストを抑えられる
【スキルよりもポテンシャルを重視】
20代は今後の将来性・ポテンシャルが重要視されます。
採用担当者は求職者の仕事への熱意や考え方で採用の可否を判断しています。
【会社の将来を担う人材である】
近年、多くの企業が人材不足に陥っています。そのため企業は、30代、40代と長期にわたって活躍してくれる人材を確保したいと考えているのです。
【フレッシュな人材である】
20代はまだ企業文化に染まっていなかったり、自分の仕事の進め方が確立していなかったりなど、企業文化や仕事の進め方について柔軟に受け入れる姿勢があります。企業にとっては育成のしやすさがあるのです。
【教育コストを抑えられる】
社会人として働いた経験がある20代は、入社時点で既に基本的なビジネスマナーが身についている見込みがあります。そのため、企業としては入社後に教育をおこなうコストを抑えることができるのです。
3.20代後半からはスキルも見られる
年齢が上がるほどポテンシャル採用から経験やスキルが求められる採用に変わっていきます。
「スキルに自信がない」といって転職を後回しにしていると、難易度が上がって転職できるチャンスを逃してしまいます。
最悪の場合には応募できる求人がなくなる事もあり得ます。自身のスキルや経験に多少の不安はあっても、まずは行動することが大切です。
転職の専門家に相談するのも一つの方法です。アドバイスを受けながら、躊躇せずトライしてみましょう。