成功への第一歩 やりがいを実感できる仕事への転職
転職雑記 2016/9/6
パチンコ業界の転職に長く携わっていますと、たくさんの方の価値観に触れることがあります。転職をする方の多くが「転職は年収アップのため」と考え、転職先を探していることが多いように見受けられます。
しかし、転職に成功されている方のほとんどは、給与以外の部分で満足されていることがほとんどです。 「給与以外で満足できることなんてあるの?」と考える方もいらっしゃるかもしれませんね。確かに、給与が高いことは満足感を与えてくれる要素のひとつです。しかし、長い目で見たとき、やりがいの感じられる仕事でなければ長い間働き続けるのは非常に難しいことだと気がつくでしょう。
自分の力が120%発揮できる環境、自分の頑張りがきちんと認められる職場、自分だけにしかできない仕事を任される場所……そんなところで働けたとき、人はやりがいを感じるのではないでしょうか。 今回は「やりがい」を重視され、転職に成功された店長経験者の方のケースをご紹介いたします。
1.Aさんの場合
全国展開をしている、ある企業の店長として活躍されていたAさんはキャリアアップに行き詰まりを感じ、転職相談をすることを決めました。当初、Aさんの転職に関しての要望は「収入面と勤務エリアを重視して活動したい」というもの。
この「収入面」と「勤務エリア」の2つを軸にして、転職活動を開始されたAさんでしたが、「どのような企業で勤務したいか?」と具体的な企業研究を進めていくうちに、気持ちに変化が生まれたようでした。
2.お金も必要だが、力を試したい
そうして転職活動を続けていく中で、「ここで働きたい!」という強い希望を持てる企業をAさん自身が見つけました。そちらは、たまたま弊社のクライアント企業でしたので、すぐにご紹介する運びとなりました。
Aさんが希望した企業様は歴史の古い社風の企業ではありましたが、社長が交代され、これから新しいことをしていこうとしている、いわば過渡期の企業でした。これからどんどん伸ばしていきたいという熱い思いを持った企業であると、Aさんも感じたようです。 早速、面談をセッティングしてみると、企業の社長様はAさんが以前勤務されていた企業の管理手法や社風、そして理念に非常に強い共感をお持ちの方でした。
その場で社長がAさんに対して「その社風や理念を持ち込んで企業を変えてほしい、あなたの力でうちのホールを変えてほしい」という思いを語り、Aさんも社長の気持ちを汲んで自ら率先してその企業の改革者として仕事がしたいという意気込みを語ったのです。
3.改革のキーパーソンとして
そして、Aさんの転職はすんなりと決まりました。本人もこれほど上手くいくとは思っていなかったようでとても驚いていました。同時に、とてもやる気に満ちて溢れている様子のAさんを見て、きっと新しい会社で大きな活躍をするのだろうなと、私たちもほとんど確信に近い思いを抱いたのです。
予想通り、その後Aさんは一旦マネージャーとして雇用され、短い期間で店長、そしてエリアマネージャーへと昇進していきました。キャリアアップに行き詰まりを感じていたAさんが、そのスピーディーな展開にどれほど喜びを感じたのか……みなさんにもお分かりいただけるかと思います。 Aさんは現在に至るまで、新しい職場では企業、ホール改革のキーパーソンとして活躍をされています。やりがいを持って、自分だけのたったひとつのポジションで、代わりがいない仕事を担っているのです。
4.まとめ
Aさんのこの経験は稀なケースではなく、条件よりも「どんなことがしたいのか?」というポイントに焦点を当て、転職をすることで成功に近づきます。「自分はどのようなことが提供できるのか?」「自分の強みとはなにか?」を今一度考えることは、転職を成功させるために非常に重要だと言えるでしょう。
人によって満足できるポイントは異なります。他者の話を聞きながら、「自分ならばどうだろうか?」と自身に当てはめながら考えてみてください。 今回のAさんのお話が、あなたにとって「どうしてもしたいこと・欲しいものは何か」ということを考えるひとつのきっかけになればと思っています。