“うっかり”にご用心!! 採用試験時の落とし穴
パチンコ面接ポイント 2016/11/15
パチンコ業界に限ったことではありませんが、転職活動をしている中では求人企業へ面接に行く前は様々なことを必要以上に考えてしまうものです。
「転職理由をどのように話したらいいのだろう?」
「求人企業の採用担当者を前にしても緊張せずに話せるだろうか?」
「パチンコ業界でのこれまでの経験をしっかり伝えられるだろうか?」
人は色々なことを考えれば考えるほど不安になります。では、なぜ事前に余計なことまで考えずにはいられないのでしょうか。それは、求人企業の面接官に自分の魅力をきちんと伝えたいと思うからです。
もちろん、それは大切なことですが、面接での受け答えだけを過剰に意識していると、思わぬ落とし穴にはまってしまう危険性があります。今回は転職希望者がふとした瞬間に犯しがちなミスについてご紹介しましょう。
1.面接の受け答えだけが試験ではない
以前、複数のパチンコホールを運営している企業に20代の主任職・Aさんを紹介し、面接試験が行われることになりました。その後、結果を聞いてみると「今回は採用を見送りたい」との意外な返事があったのです。
Aさんは年齢やパチンコ業界での経験、スキルなど、ほとんどの項目では求人企業がまさに求めている人材でした。それにもかかわらず採用が見送られた原因は何なのかが気になり、詳しく聞いてみました。すると、採用担当者からは驚きの言葉が…。
「面接で来社した時、Aさんは部屋に入ってからコートを脱いだんですよ。これはパチンコ業界でのスキルの有無、それ以前の問題です」
さらに、「御社の担当者が同席されていない面接の時、コートを着たままとかマフラーつけたままの転職希望者もいましたよ。」と指摘されてしまいました。
Aさんの採用が見送られた最大の理由は「ビジネスマナー」だったのです。
2.“うっかり”が命取りに
寒い時期には特に気をつけなければいけないことがあります。面接を受ける求人企業の社屋や事務所に入る前にはマフラーを取り、コートを脱ぐこと。マスクをしていた場合も、外してから入っていくことはマナーです。
これを読んでいる人は「そんなの当たり前!」と思ったはず。しかし、緊張していたり、面接のことで頭がいっぱいになっていたりすると、当たり前のことができなくなる人は多いものです。もちろん、Aさんは常識のない人間ではありません。面接時は、うっかり脱ぎ忘れてしまったのでしょう。
この凡ミスがなければ、Aさんは採用されていた可能性が高いのです。そう考えると、もったいないことをしたと言わざるを得ません。たとえ、どんなに素晴らしい経歴を持った優秀な人でも、社会人としてのマナーがなっていないと思われたら、採用される可能性は低くなってしまい、面接でどんなに良い受け答えをしても、採用担当者の心には全く響かないのです。
このように、単なる“うっかり”でも、その場しか見ていない採用担当者にとっては、その“うっかり”が転職希望者の資質・素養そのものだと判断してしまうでしょう。ですから、転職を成功させるためには、当たり前のことをきちんと行う姿勢が何よりも大切なのです。
3.気をつけるべきポイントは多数
どこで誰に見られているか分からないと思えば、緊張感を保てるはず。逆に、気が緩んだり、面接に気を取られたりしていると、つい“うっかり”が起こりかねません。
面接を待つ間は椅子に座る姿勢を正すのと同時に、表情にも気を配りましょう。必要がないのに携帯やスマホをいじって待つようなことも当然避けるべきです。また、ふと気が抜けた瞬間にあくびをしてしまい、間が悪いことに求人企業の人に見られてしまうなどといった出来事も、試験の結果に大きな影響を与えても不思議ではありません。
面接の前後を含め、会社に入った時から去る時まで、気をつけるポイントはたくさんあるのです。
4.まとめ
パチンコ業界で転職をするからといって、業界知識やスキルだけがあればいいというわけではありません。求人企業が求める資質を持った人が紹介を受け、面接試験に進んでいるのですから、むしろ、知識やスキルはあって当たり前と言ってもいいでしょう。
では、そんな中で採用されるにはどのような点でアピールをすればいいのか、そして減点を防ぐにはどうすれば良いのか、それを考えれば自然と答えは出るはずなのです。